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葉「はーっ練習終わった!」
貴「お疲れ様ー」
朝だというのに
皆朝練のキツイメニューを
きちんとこなした。
いや、私も見習うべきだよね。
葉「授業めんどくさいなぁ」
実「もう、寝ないでよ」
貴「(仲いいなぁ)」
二人の会話を聞いてて
そう思う。
…考えてみれば
こういう風に話し合う友達なんて
いない気がする。
実「どうかしたの?」
貴「あ、ううん!なんでも!」
実「…そう」
羨ましいなぁって、思った。
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私達の話す姿を見てから
Aちゃんは顔を曇らせた。
実「…(どうしたのかしら)」
また征ちゃんの事?
なにかやらかしたのかしら。
そうこう考えているうちに
Aちゃんは足早に
職員室へと消え去った。
葉「…Aさー
なんか暗かったね」
実「あら、アンタでも
わかるの?」
葉「さりげなく毎回
玲央って酷いよね」
なんのことかしら?
そう言って先を歩く。
葉「ね、赤司ってもう
退院すんの?」
実「えぇ、明日くらいには
もう退院ですって」
葉「Aもさ、今週で
教育実習終わるよね」
実「…えぇ、そうだけど
なによ?」
葉「んーん、なーんでも」
実「…なんなのよ?」
意味深な小太郎に
眉を潜めた。
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作者名:赤新羅シセナ | 作成日時:2014年3月22日 13時