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2-34 不穏 ページ34

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「いやーごめんね。あの爺さん達は頑固者だからいつも手間取っちゃうんだ」
「…あれでいいのか?」
「あぁ、大体はね」


あの一触即発状態の場は老人の一言を最後に後はすんなりと話が進んでいった

「…」

動揺はすぐには無くならないまま…それでもひたすら隠しながら見ていたが、様子から見てうちはマダラとうちは一族の上層部にあたる老人達は嫌悪する間柄なのであろう
自分たちの流れに刃向かうような物言いやら態度からマダラ自身の意思を示しているように見えたように夜月は見えた



「ま、そんなことは置いといて…君にはあの場で言った通り、僕らの命令には従ってもらうよ。そうすれば人質の命も生活も保証する。これが君との契約さ」
「…」
「あ、君が望めば人質達との対話もすることもできるのも含めてね」


飄々と内容を確認してくる反面、僅かな動きも見逃さないと隙を見せない雰囲気を醸し出すイズナ。それを見た夜月は細くため息をつくしかなかった

イズナ1人に連れられた先には四畳程の小さな部屋があった。医療箱と布団以外はなく、本当に必要最低限のものしか用意されてない寂しいものでまるで夜月の心を表してるような部屋だった

「君のことに関する事はこれで終わりだ。ここで生活してもらうけど、間違っても抜け出すなんてことはやめろよ」

人質がどうなってもというなら話は別だけど、ついでとばかりに言うと夜月の近くから離れていった

「…」
(…離れて、監視か)

チャクラを練れば細くだが、先程イズナが離れていった方向に一つチャクラを感知した

痛む体に顔を歪ませながら身につけている衣服の中を探る。依頼で使用するあの薬は依頼を手元にない。運悪く戦闘中にどこかに落としてしまったらしい


(…怪しいものはない、な)

小さな部屋一面を見て不審なものは無いのを確認すると体を寝転がしそっと目を閉じる

(あいつらは、本当に無事でいるのだろうか…)

夜月のまぶたの裏に浮かぶのは千手一族の見送りをするセノリとあの村に住む子供達…


(チトセ…)


あの場での話にぐるぐると思考が回る。何故チトセのことをマダラが知っているのか、マダラはどうやってあの村を見つけたのか…ずっと考えても未だに分からないことで肉体的にも精神的にも疲れた夜月は意識を失うようにその場に眠りについた……


ーーーー

回想はここまで!

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サメ?(プロフ) - 続きめっちゃ楽しみです!更新停止になってしまってますが、これからも頑張ってください! (2022年6月14日 21時) (レス) @page38 id: 9329097f20 (このIDを非表示/違反報告)
船長 - これからも更新頑張ってください (2018年2月26日 17時) (レス) id: 8b9f7d7cc1 (このIDを非表示/違反報告)
シオン - 華月sども(*´∀`)お久しぶりです 気づかぬ間にめっちゃ書いてますやん(((( 画面の向こうから応援してますよ! 華月s頑張れー!フレッ⊂(`・ω・´)⊃フレッ (2016年1月10日 18時) (レス) id: 619d5fd377 (このIDを非表示/違反報告)
華月(プロフ) - わああ!!スミマセン!!打ち間違えましたァア!!( ;´Д`) (2015年8月6日 18時) (レス) id: f42ef30e33 (このIDを非表示/違反報告)
華月(プロフ) - misyou.goさん» mid you.goさん、コメありがとうございます!!更新停止はないと思いますが…他の作品にも更新するので更新が不定期だったりします。これからもよろしくお願いします!(^◇^) (2015年8月6日 18時) (レス) id: f42ef30e33 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:華月 | 作成日時:2015年7月23日 20時

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