2-23 戦前の空 ページ23
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「 “顔無”？」
「最近うちはに新たな逸材が出てきたって噂があるだろう。そいつのことらしい」
「なんでもずっと昔に逃げ出していたうちはなんだとか」
「俺が聞いた話じゃ、顔に大怪我負って味方でも見てられないような顔になったから面をつけてるんだって聞いたぞ」
最近になって噂があがった新たな情報が多くの忍一族に広まった
それは激しい戦を目の前に準備を整えている千手一族も含まれていた
「また“顔無”の話かい」
「無理もない。此度の戦もうちはが相手なんだ、噂しないほうがおかしい」
準備の様子を見て回っていた桃華と扉間は仲間内で口に出している“顔無”の話に耳を傾けていた
ここ数年、うちは一族以外で何度もぶつかり合っている一族はほぼないに等しくなった千手一族は敵の新たな勢力の情報があればいち早く得た。たとえ子供だとしても腕が確かなら警戒するのは当たり前になっている
「そうだな…」
言葉を濁すように返事をする桃華と憮然とする扉間は足を止める事なく目的の場所、柱間のいる縁側まで歩いた
「おお、帰ってきたか」
「明日の準備はほぼ整ってる。あとは出発を待つだけだ」
「そうか…」
「……」
いつものような少し影がにじむものが更に増したものになった柱間の雰囲気に桃華は一つ問うた
「何時ぞやかお世話になった村のことを考えているのか？」
「！…まぁの」
村…それは柱間達一行が戦後に助けてもらった村のことを指していた。
無事に本拠地にたどり着いた後、柱間は早速お礼の文を伝書鳥を使って飛ばしたのだ。自分たちがその村からここまでたどり着くのに二週間もかかったが伝書鳥ならば一日中で届く。そう踏んでたが、伝書鳥が帰ってきたのは3日後の朝だった
…それも、自分で書いた文が足に結ばれたままで
それを見た柱間は嫌な予感を感じ、誰よりも早く回復した桃華を連れて村へと急げば焼け野原になった跡が身の前に広がってた
「血痕はあったものの遺体はなかった。何者かが村を襲ったとしか言えんな」
「恐らくワシらを追ってきた奴らがやったのだろう。だからワシは反対したのだ！」
ありがたいとは言え、無関係な人まで巻き込んだことに憤りを露わにする扉間に柱間は視線を落とすしかなかった
「…ともかく、今はうちはとの戦いに集中するのが先だ。村の詮索は…その後だ」
ーーーー
村から本拠地にたどり着くのに二週間もかかったのは険しい獣道を怪我人を担いで進んでいたから、という設定で
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サメ?(プロフ) - 続きめっちゃ楽しみです！更新停止になってしまってますが、これからも頑張ってください！ (2022年6月14日 21時) (
レス) @page38 id: 9329097f20 (このIDを非表示/違反報告)
船長 - これからも更新頑張ってください (2018年2月26日 17時) (レス) id: 8b9f7d7cc1 (このIDを非表示/違反報告)
シオン - 華月sども(*´∀`)お久しぶりです 気づかぬ間にめっちゃ書いてますやん(((( 画面の向こうから応援してますよ！ 華月s頑張れー！ﾌﾚｯ⊂(`・ω・´)⊃ﾌﾚｯ (2016年1月10日 18時) (レス) id: 619d5fd377 (このIDを非表示/違反報告)
華月(プロフ) - わああ！！スミマセン！！打ち間違えましたァア！！( ；´Д｀) (2015年8月6日 18時) (レス) id: f42ef30e33 (このIDを非表示/違反報告)
華月(プロフ) - misyou.goさん» mid you.goさん、コメありがとうございます！！更新停止はないと思いますが…他の作品にも更新するので更新が不定期だったりします。これからもよろしくお願いします！（＾◇＾） (2015年8月6日 18時) (レス) id: f42ef30e33 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：華月 | 作成日時：2015年7月23日 20時
