2-13 子供二人 ページ13
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川から引き上げたのは子供だった
体から漏れ出るチャクラは荒々しくうねっているのが感じられ、只事ではないと感じた柱間は子供を抱きかかえて岸に上がった
抱きかかえられた子供が敵ではないかと数名は警戒しながら集まってきたが柱間がなだめたことで一旦状況を落ち着かせた
その時少女の落ちたところから慌てた声が聞こえた
「チトセちゃん！！」
小さな崖の向こうから来たのは抱きかかえられた子供と同い年くらいの少女だった
少女は柱間達を見た途端、血相を変えその場から足を数歩下がった
「貴様、この小童の知り合いか？」
「……」
扉間が声を張り上げて問いただすも少女は口を一文字に固め何も言わなかった
それを見かねた柱間は優しい口調て声をだす
「大丈夫ぞ、お主が何もしなければこの子にも手を出さん」
「…」
「俺を信じてくれ」
下唇を少し噛み締め、小刻みに震えている拳は遠くからでも見えた
数え切れないほどの大勢の大人、しかも手練れの忍がいることでの恐怖に違いない
隣で柱間を示唆する扉間の声が聞こえるが、柱間は子供を抱えたまま朗らかな表情を見せた
パシャン
柱間の言葉に嘘がないと判断したのか、少女は静かに崖から水辺へと降り立ち柱間達がいる岸へと足を運ばせた
「お主、名は？」
「メジロ」
「メジロ…か。お主、一体どこから来た者ぞ？」
柱間の質問に少女は肩をわずかに揺らし足を後ろに一歩下がった
だが抱えられている子供を見て閉じていた口を開いた
「む、村から…」
「村か…。してお主、忍か？」
「いいえ」
「嘘を吐くな。先程あの川を渡っていただろう」
「…忍に襲われた時に自分の身を守れるようセノリさんに教わった」
「…そいつは忍なのか？」
「…うん。でも一族が滅んで今は私達と住んでるの」
(一族の生き残りか…)
戦国時代の中で一族が滅ぼされることはしばしばある。その中で生き残りとなった者は仇を討つ為に武器を手に取り殺されるか、自害するかの二択しかない
目の前にいるメジロの言うことが本当ならこちら側に影響はない、そう判断した柱間は納得した顔を浮かべた
「あの…チトセちゃんを返してもらっても…」
「ぬ？…あぁ、だったら」
その村まで送ってやろうか、と柱間の爆弾発言にメジロ含め千手一族の空気はピシリと固まり扉間から怒りの鉄拳を食らうのは数秒後であった
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サメ?(プロフ) - 続きめっちゃ楽しみです！更新停止になってしまってますが、これからも頑張ってください！ (2022年6月14日 21時) (
レス) @page38 id: 9329097f20 (このIDを非表示/違反報告)
船長 - これからも更新頑張ってください (2018年2月26日 17時) (レス) id: 8b9f7d7cc1 (このIDを非表示/違反報告)
シオン - 華月sども(*´∀`)お久しぶりです 気づかぬ間にめっちゃ書いてますやん(((( 画面の向こうから応援してますよ！ 華月s頑張れー！ﾌﾚｯ⊂(`・ω・´)⊃ﾌﾚｯ (2016年1月10日 18時) (レス) id: 619d5fd377 (このIDを非表示/違反報告)
華月(プロフ) - わああ！！スミマセン！！打ち間違えましたァア！！( ；´Д｀) (2015年8月6日 18時) (レス) id: f42ef30e33 (このIDを非表示/違反報告)
華月(プロフ) - misyou.goさん» mid you.goさん、コメありがとうございます！！更新停止はないと思いますが…他の作品にも更新するので更新が不定期だったりします。これからもよろしくお願いします！（＾◇＾） (2015年8月6日 18時) (レス) id: f42ef30e33 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：華月 | 作成日時：2015年7月23日 20時
