NARUTO 戦国を生きる黒猫

32 死に対して ページ33

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6000hit突破ぁ！！


部活とのいざこざで更新できないのを申し訳ないと同時に、この作品を見ている人、お気に入りをしている人etc
には感謝の気持ちで一杯です！

何卒、これからもよろしくお願いします！

by華月
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柱間side


柱間「……」

(板間…)



「随分と落ち込んでんな、柱間」

柱間「！クロ…」

ただ目の前にある悠々と流れる河を眺めていた所にクロが後ろから声をかけた


柱間「別に…平気ぞ」

「…ならいいが」

隣にドカリと胡座で座ると何も言わず俺と同じように河を眺めた
暫く経ってもクロからも俺からも先に話せず何となくだがその雰囲気が気まずく感じた


柱間「の、のぅ…。クロは兄弟がいるか？」



ややはにかんで聞いてみてクロの顔を覗き込む珍しく驚いた表情を浮かべていたが、すぐにいつもの無表情に戻る


「…血はつながってないが…兄と妹はいる」

柱間「！」

余りにも想定外の返事に本当か！？と詰め寄ったが、クロは顔を片手で顔面を掴み近づけさせなかった

「見た目で判断するな。…そういうお前は兄弟はいるのか？」

クロが質問しその後にゆっくり顔を掴んでいる手を離す

柱間「プハッ)…俺を含めて４人だったが…そのうち2人は殺された。」

「この間の戦いでか？」

クロの言葉に静かに頷く

柱間「1人がの…」

「…はぁ」

何を思ってかクロは深いため息をついた
大抵の心ある人は同情や慰めといったところだろう
柱間はそう思っていた









「…バカバカしい」

柱間「なっ…！！」

突然のクロの言葉に驚愕の感情が広がる
対しクロは俺のことを気にせずスラスラと告げる

「このご時世、強い者が勝ち残り生きる
…お前の弟達は弱かったから殺された、ただそれだけだろう」

ただそれだけ…その言葉は死んだ弟達を愚弄するものだと思わず激昂し立ち上がる

柱間「大切な奴を殺されてないお前に何が分かる！それに…弟達が死んだのはこんな争いのせいだ！こんなものが無かったら今頃は…」


「今頃は…何？」

はっと我に返りクロの顔を見た
眉を寄せ、冷たい空気を漂わせる鋭く睨む黄色の眼

短い言葉にも関わらず余りにも冷たく低い声に思わず怯んでしまった

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