31 悲しみ ページ32
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セノリ「それから二日後、母さんは殺された。
それも…一族の裏切り者として」
セノリが口を閉ざして暫く重い沈黙が漂った
「じゃあ…一族から逃げ出したのはそれが原因か?」
夜月は今まで聞いたセノリの過去に対して疑問を問う
セノリ「それもそうだけど…その時はいつか俺も無実の罪を被せられるんじゃないかって思ったことが一番の理由だな
それで手助けを借りて一族の奴らには俺が殉職したと思わせた。もちろん今日俺と話してたタジマが手助けをしてくれた」
これが俺の全てだ、そう言うとガタリと椅子から立ち上がるとチトセが入ってる部屋の扉を開ける
セノリ「もういいよ」
チトセ「!あの人達、もう行ったの?」
ずっと部屋で知らない人達のオーラを感じたせいか喋る声は震えを隠せていなかった
「ああ、夜月ちゃんが追っ払ってくれたからね」
チトセ「本当!?」
「…プッ」
さっきまでの強張った顔はどこへいったか、パァ…といっても過言ではない笑顔に思わず吹き出してしまい今度は頬を膨らませ赤くなる
チトセ「もう!夜月さん酷いよぉ!!」
「ククッ…いやね、チトセの表情が余りにも豊か過ぎて…ぶふっ」
チトセ「笑わないでよ!!」
セノリ「まあまあ!…(クスクス」
チトセ「!!セノリさんまでェ!」
こうやって過ごせる時間がそう遠くないとは分かる。
でも、自分の人生にはこんな楽しかった時間があったんだということを今しっかりと刻んでおきたいと切に思った
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華月(プロフ) - boss.さん» コメントありがとうございます!1話から読み返した時にコメントが来ていてちょっと吃驚しました(笑)一年越しの返信ですみません。来年は忙しいので更新は難しいと思いますがこれからも更新頑張っていきたいです。これからも宜しくお願いします! (2016年12月31日 10時) (レス) id: 7893b0e95f (このIDを非表示/違反報告)
boss.(プロフ) - いきなりコメントすみません(汗) bossといいます。俺、創設期が大好きなんで、こういう小説があってすごく嬉しいです…!更新頑張ってください。 (2015年12月30日 13時) (レス) id: 57c1b50368 (このIDを非表示/違反報告)
華月(プロフ) - 夜桜アゲハさん» 夜桜アゲハさん!応援ありがとうございます!これからも頑張っていくのでよろしくお願いします! (2015年6月30日 0時) (レス) id: f42ef30e33 (このIDを非表示/違反報告)
夜桜アゲハ - 更新頑張ってください!!応援してます(っ`・ω・´)っフレーッ!フレーッ! (2015年6月29日 3時) (レス) id: c2b7e6dcd4 (このIDを非表示/違反報告)
華月(プロフ) - 愛守羅さん» 愛守羅さんありがとうございます!これからも応援よろしくお願いします! (2015年5月2日 14時) (レス) id: f42ef30e33 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:華月 x他1人 | 作成日時:2014年8月19日 19時