27 男と黒猫 ページ28
.
セノリ「!!(ハッ」
しまったと口を押さえたが既に遅し、先程自分を罵倒していた二人がすぐさま武器を構える
「ひっっ!!?」
子供に変化した夜月ちゃんは本当に怯えているように涙を溜めガタガタと体を震わせた
セノリ「そ、その子に手を出すな!」
なんとか夜月ちゃんを助けようと見せるために震える声を抑えて叫ぶ
?2「無理な話だ。隠れて俺らの話を聞いていたに違いない。」
?3「大方、今は変化しているだろう」
警戒心の強ェー奴らめ!
こうなったら…
?1「動くな」
突如、殺気混じりの威圧に俺も含めて他の奴も怯んだ(夜月ちゃんもそう…はず)
ザリッ
「ビクッ)!!」
そして殺気をだした張本人は土を踏みしめて歩くようにゆっくりと夜月ちゃんに近づいていった
それに反応するように夜月ちゃんはジリジリと後ろへ下がって壁にぶつかった
?1「…怖がらせてすみませんでしたね。」
「……!」
さっきまでの雰囲気が嘘みたいに晴れ、奴は変化した夜月ちゃんの背に合わせるようにしゃがむとポンポンと頭を撫でたのだ
「…セノリ、お兄ちゃんを知ってるの?」
突然夜月ちゃんが言うことは絶対にないと思っていた言葉に僅かに頬を引きつらせた
?1「小さい頃から私と修行する仲でしたからね。久々に会いに来たのですよ」
「ほんと?」
はい、と子供を落ち着かせるような笑顔を見せると夜月ちゃんの頭に置いていた手を下ろし立ち上がる
?1「貴方も修行しているのですか?」
「コクッ)あたしね、セノリ…お兄ちゃんみたいに強い忍なるんだ!」
ややはにかんだ言い方をしている夜月ちゃん
もし本当の姿だったら可愛がっていたのに、なんて思ってしまった
?1「そうですか、…いつか貴方も必ずいい忍になりますよ。」
そう言うと夜月ちゃんから背を向け他の二人に集落に帰るよういったが、二人は納得しなかった
?2「しかし、一応調べた方がいいのではないでしょうか?」
?3「敵の一族の子供ならば即刻始末しなければならないですよ」
?1「ハコネ、イヅチ。あなた方は疑いすぎです。チャクラを見てもこの子相応の量しかないし血の臭いもしない。」
ハコネ「しかし、」
?1「何よりもセノリを兄として慕っているようですから。
ハコネ、イヅチ「……。」
?1「とにかく、今日はこれで」
そう言うと瞬神の術で三人は風のように消えていった
36人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
華月(プロフ) - boss.さん» コメントありがとうございます!1話から読み返した時にコメントが来ていてちょっと吃驚しました(笑)一年越しの返信ですみません。来年は忙しいので更新は難しいと思いますがこれからも更新頑張っていきたいです。これからも宜しくお願いします! (2016年12月31日 10時) (レス) id: 7893b0e95f (このIDを非表示/違反報告)
boss.(プロフ) - いきなりコメントすみません(汗) bossといいます。俺、創設期が大好きなんで、こういう小説があってすごく嬉しいです…!更新頑張ってください。 (2015年12月30日 13時) (レス) id: 57c1b50368 (このIDを非表示/違反報告)
華月(プロフ) - 夜桜アゲハさん» 夜桜アゲハさん!応援ありがとうございます!これからも頑張っていくのでよろしくお願いします! (2015年6月30日 0時) (レス) id: f42ef30e33 (このIDを非表示/違反報告)
夜桜アゲハ - 更新頑張ってください!!応援してます(っ`・ω・´)っフレーッ!フレーッ! (2015年6月29日 3時) (レス) id: c2b7e6dcd4 (このIDを非表示/違反報告)
華月(プロフ) - 愛守羅さん» 愛守羅さんありがとうございます!これからも応援よろしくお願いします! (2015年5月2日 14時) (レス) id: f42ef30e33 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:華月 x他1人 | 作成日時:2014年8月19日 19時