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18話 凛side ページ20

新選組の屯所に、私たち4人…否、千鶴ちゃんを含めたら5人かな?5人は連れてこられた。

凛:「みんな…大丈夫かな…。」

羅刹を倒したあそこで永遠の別れ…なんて無いよね??…まぁ、千鶴ちゃんだってすぐには殺されなかったし…。

凛:「大丈夫……大丈夫……。」

私がそう呟いていると、障子の向こう側から声がかけられた。

?:「無理して『大丈夫』って言わなくてもいいんじゃねぇか?」

凛:「っ!?」

聞かれてた!?もしかして、私を殺りに……

私がそう考えていると、「邪魔するぜ?」と言って障子が開いた。開けた人物は、私の推しキャラの……

凛:「………原田……さん……。」

そう、“原田左之助”だった。………あ。

原田:「……おめぇ、なんで俺の名前を知ってるんだ?……いや、今はいいか。」

原田さんはそう言うと、私の目の前に腰を下ろした。

凛:「あ、あの……私以外のみんなは無事ですか?」

私の不安を感じ取ったのか、原田さんはそっと私の頭にポンッと手を置きながら話しかける。

原田:「そんなに心配しなくても大丈夫だ。今は無事だからよ(苦笑)」

『今は』……そう、だよね(苦笑)

明日の朝、私たちはこれからどうなるのか…彼らが決めること。明日で命が終わる可能性だってある。

その事も覚悟しなきゃいけない……でも、その前に…

凛:「原田さん。貴方に聞いて欲しいことがあります。貴方にとって、今から話すことは全く信じられない内容だと思います。詳しい事は明日になると思いますが、聞いてくださいますか?」

原田:「……構わねぇぜ。」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

原田:「…本当に、信じがてぇ話だな。」

そう……だよね。『先の世から来ました。』なんて言われて、『はいそうですか。』って言えるわけがない。

原田:「けど、おめぇが嘘を言うような奴には…見えねぇしな…。」

凛:「!?」

原田:「まぁ、詳しい事は明日になるんだろ?なら、今日はその為にも寝てな。」

………本当に彼は、優しい…。私が敵である可能性だってある筈なのに…。

凛:「……ありがとう……ございます…。」

私は、原田さんが見守る中、眠りについたのだった。

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作者名:奏音♪ 弓桜 あさぎ 蒼空 x他3人 | 作者ホームページ:http://uratuku/sounewawawa  
作成日時:2018年5月29日 22時

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