4人の摩訶不思議体験談！！ (ページ19)

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17話桜ｓｉｄｅページ19

新選組屯所についた
残念ながらみんなバラバラで今この部屋に1人

縄で縛られて猿轡されたけど、取っていいよね？痛いし
私は部屋からそっと出て外の縁側に座って景色を見る
怒られるかな？と思ったけど逃げなければいいでしょ

今日、私たちが生きるか死ぬか、どの役職になるかの話し合い
私がなりたい役職は・・・山南さんの小姓
沖田さんの一番組も行きたいけど、戦えない私が入ったら迷惑だ。

(桜)「はぁ・・・」
(？)「何ため息ついてるのさ」
(桜)「！！！沖田さん！」
(沖田)「あれ？なんで知ってるの？名乗ってないはずなんだけどな～」

しまった～！反射的に呼んでしまった！

(桜)「み、みなさん有名ですから・・・」
(沖田)「そう
それで？何ため息なんてついてたの？」

言っていいよね？嘘なんて見抜かれちゃうし・・・

(桜)「沖田さんには嘘は通用しないので正直に言います。
けど、きっと沖田さん達には嘘に聞こえるかもしれませんが・・・
私たちは未来から来たんです。戦いのない平和な未来から・・・
私たちは・・・未来で歴史を学んでいくうちに、新選組が好きになりました。
そして、助けたいと思ったんです。
苦しんで、泣いてる・・・あの人を・・・」
(沖田)「あの人って？」

沖田さんですなんて、言えないよね？

(桜)「それは・・・言えません。
でも、沖田さんが1番よく知っている人です。
続けますね？

私は強くなって助けたい。
そう思って剣道・・・今で言うところの剣術の修行を始めました。
そしてついに来れたんです！ずっと来たかったこの時代に！
でも、人なんて斬ったことない私はさっきみたいに躊躇しちゃった

私は役立たず」

こんなんじゃ沖田さんを守れない・・・

(沖田)「ねぇ、仮にそれが本当だとして証拠はあるの？」
(桜)「新選組のことならなんでも知ってます。
梅の花一輪咲いても梅は梅土方さんの句集も未来にありますよ？
それ言ったら土方鬼副長の反応が面白いと思いませんか？沖田一番組組長？」
(沖田)「ぷっあはははは！君面白いね！名前は？」
(桜)「本条桜です。」
(沖田)「そう桜ちゃんね
君は役立たずって言ったけど、他のことで役に立ってもいいんじゃない？
無理に剣術で役立とうとしなくてもさ。」
(桜)「えっ？」
(沖田)「ほらはやく寝なよ｣

ありがとうございます沖田さん
私は医学で皆んなの役に立ってみせます！