【銀魂】恋のリベンジ、始めました。【山崎退】

監察レポート7日目 ページ8

山崎side



あんぱん生活も1週間を過ぎ、あんぱんの買い出しに出掛けた。


前に見つけたこのコンビニ。


とりあえずあんぱんを大量にカゴにつめた。



山崎｢さーて、さっさと会計して帰るか...｣



そう思いレジに行けば、異様な光景が広がっていた。


...レジは2つあるにも関わらず、片方のレジにしか人が並んでいない。


もう片方のレジには、誰1人並んでいないのだ。



山崎｢は...？何で...？｣



誰も並んでいない方のレジを見れば、俯いている女性。


雰囲気からして、20代くらいだろうか。


俺は気にせず、そっちのレジに向かった。



山崎｢...あのー、お会計良いですか？｣



するとその人はビクッと肩を震わせると、俯いたままコクコクと頷いた。


俺はあんぱんが大量に入ったカゴをレジに置いた。



｢...！？｣



俺のあんぱんの量に驚いたのか、女性がピタッと静止する。



山崎｢あ、あははー...そりゃ驚きますよねー。まぁ、気にせんで下さい！｣



...そう声を掛けるも、返答なし。


というか、ピクリとも動かない。



山崎｢......えーっと、大丈夫ですか？｣



女性の肩に手を伸ばすと、肩に指先が触れた瞬間女性がバッと顔を上げた。


ずっと伏せてて見えなかった、綺麗な整った顔と目が合う。



｢あ、ああ、あのっ...その///｣ ｶｧｰｯ



目が合った途端、顔を真っ赤にして俺から目を逸らす女性。


...不覚にも、可愛く見えた。



山崎｢ゆっくりで、いいですよ？｣



気が付けば、そんな事を言っていて。


女性はｺｸｯと頷いた。




＿＿＿＿＿まるで花のような、可憐な雰囲気。


＿＿＿＿＿大人しくて、目を合わせるだけで顔を紅潮させてしまう程の純粋さ。




俺、山崎退は今日、






『理想の女性』を、見つけました。




＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

書き忘れていましたが、

一応夢主は黒髪ロングの設定です。

監察レポート8日目→←監察レポート6日目

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す