102話 #7 ページ6
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A｢...ん...？｣
いつものように読影を進めていると、Aはとある画像を見て声を漏らした。
蛭田真貴さん...再検査に来た患者さんか...
そんな彼女のマンモ画像を見つめ、目を細める。
...右胸に顔付きの良くないスピキュラ...しかもかなり大きい.....
A｢カテゴリー4...もしくは5.....｣
ブツブツと呟いていると、丁度読影室の前を五十嵐が通りかかったのを見かけ、Aは声をかける。
A｢...あ！五十嵐さん丁度いい所に...！｣
五十嵐｢...！...ど、どうかされましたか？｣
はた、と足を止めた五十嵐へこっちこっちと手を動かしモニターを彼へ見せる。
鏑木｢.....｣
そんな様子を鏑木が怪訝そうな表情で見つめていただなんてAは全く気が付かなかった。
A｢これを見て頂きたいんですけど...｣
五十嵐は｢失礼します｣と呟きながらモニターを診ると表情を変え、口を開いた。
五十嵐｢...顔付きが良くありません。しかも大きい.....悪性の可能性が高いと思います。｣
A｢やはりそうですよね...｣
そう言うとAは手早くキーボードを叩き、"悪性の疑い 要超音波検査"と所見欄に打ち込んだ。
A｢忙しいところにすみません...！ありがとうございました！｣
五十嵐｢あ...いえ、その 全然大丈夫ですよ！｣
ふと、五十嵐は鏑木から向けられていた視線に気が付き、｢ではっ失礼します...！｣と囁くように頭を下げて読影室から出て行った。
Aはそんな彼らの様子に首を傾げ、｢どうしたんだろう｣と呟き再びモニターへと向き合った。
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A｢甘春先生、カンファレンスお疲れ様でした。｣
甘春｢ありがとうございます。｣
カンファレンスから戻って来た甘春へ労いの言葉をかけていると、鏑木がガタリと音を立てて椅子から立ち上がり、Aと甘春へ向き合った。
鏑木｢甘春先生、安藤先生。...少しお話があります。安藤先生、技師長も呼んできてもらえますかね。｣
A｢...！...わかりました。｣
Aは鏑木の表情を見て同じく顔付きを変え、ラジエーションへ足を進める。
彼の様子を見て、恐らく
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スピキュラ･･･棘状のしこり
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奏奏奏(プロフ) - きぇぇぇぇ！！さん» ありがとうございます！これからも頑張っていきます！ (2019年7月30日 18時) (
レス) id: 681665cbc9 (このIDを非表示/違反報告)
奏奏奏(プロフ) - レナさん» ありがとうございます！励みになります´`* (2019年7月30日 18時) (レス) id: 681665cbc9 (このIDを非表示/違反報告)
きぇぇぇぇ！！ - ラジエーションハウスは大好きな作品(？)なので頑張ってください！(？) (2019年7月30日 17時) (レス) id: 5d428d39a9 (このIDを非表示/違反報告)
レナ - 待ってました。これからも頑張ってください。 (2019年7月16日 22時) (レス) id: 869c734d75 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：奏奏奏 | 作成日時：2019年7月16日 19時
