2話,―過去― ページ4
まだ明るかったあの日々
「ねぇ、Aってさ……好きな人いるの?」
「ふぇっ!?」
優乃の言葉に私はぽかんと口を開けた。
「な、なな、何でそんな話を!?」
「え―、気になったから―?」
「そんな、好きな人とかいるわけな――」
「Aが好きなのは俺だよね」
ふふ、と笑ってこっちにやって来た幸村さんの言葉に「えっ!?」と間抜けな声を出す私。
「いや、えっと、その……」
どう返答すればいいのか困っていると、
「何言ってんすか幸村部長!Aは俺が好きなんすよ!」
「あ、赤也!?赤也まで何言って……!」
「な―に変なこと言ってんだ?俺だろぃ」
「私に決まっているでしょう」
「俺じゃよ。のう、A」
「Aがおまえらを好きな確率、15%」
「なに言っとるんじゃ参謀、そんなわけないぜよ」
「だからAは俺が好きなんだっつってんだろ?あんまり言ってると怒るぞ!!……………ジャッカルが」
「俺かよ!」
「なっ……!からかわないでくださいっ!!」
「あ、A顔赤くなってる」
優乃が言って私は条件反射で顔を背ける。
「赤くなったところも可愛いな、Aは。なあ、真田」
「っ、Aが誰を好きなのかなど、そっ、そんなの俺達には関係ないだろうっ!!」
「……弦一郎、話が噛み合っていないぞ」
「全く……真田は恋愛の話になると極端に頭の能力が低下するから困るぜよ」
「あ、あの、みなさん……」
何がなんやらさっぱりついていけない私。
そのときはおろおろしてばっかで――だから、気がつかなかった。
隣の優乃が恐ろしく怖い顔をして私を睨んでいたことに。
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遊星(プロフ) - 更新停止になってますが大丈夫ですか?もしかして体調不良で更新できないんですか?早く続き読みたいです。 (2022年6月15日 21時) (レス) id: ae3c532d92 (このIDを非表示/違反報告)
sora(プロフ) - 続きがすごく気になります!更新大変だと思いますけど、頑張ってください! (2016年12月14日 23時) (レス) id: 4b03c131ce (このIDを非表示/違反報告)
月乃 - おもしろいです!はまりました!(*´ω`*)もっと続きが読みたいです!! (2015年7月22日 9時) (レス) id: 7173addb9f (このIDを非表示/違反報告)
臨海 - すごくおもしろかったです!続きが気になります。更新頑張って下さい!! (2015年6月16日 22時) (レス) id: 3a2cb5820e (このIDを非表示/違反報告)
クラウディ - 貴方は、虐められたことありますか? (2015年2月18日 20時) (レス) id: f5e9a20af7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:テリク | 作成日時:2013年4月28日 11時