検索窓
今日:16 hit、昨日:0 hit、合計:44,214 hit

第195話『ただの友達』 ページ29




『好き』


シンタローは優しい声で言ってくれた。



だけど、、



唇が重なる直前に聞こえた声。



カノ「…シンタロー君、何してるの?」


それは、今までにない…冷たい声だった…。


いつものカノからは、想像もできなくて…


どうすればいいのか、わからなかった…。


シン「…お、お前…いつからそこに…」


シンタローは私から降りて、カノに向き直った。


驚いたように言うシンタローからは、焦っていることが一瞬で読み取れる。


しかし、そんなシンタローとは正反対のカノ。


カノ「…シンタロー君は、Aちゃんの何?」


無表情のまま、シンタローを追い詰めるように言う。


シン「…な、何って……」


シンタローは質問の意味がわかっていないようだった。


カノ「…シンタロー君はAちゃんと付き合ってんのか、友達なのかってこと」


カノはそんなシンタローの態度に苛立ったのか、顔付きが変わる。


シン「…そ、それは……」


シンタロー、なんて言うんだろう…


付き合ってないけれど、さっきの気持ち……


これが恋…なの…?



少しの沈黙が続いたが、シンタローが口を開いた。


シン「…俺とAは……………



 



 



 



 


 


……ただの友達…だ…」



貴方「…っ…」


なんでだろ……


ただの友達…か…


友達って、ずっと憧れで…すごく嬉しい言葉だと思ってた。


……だけど…少し悲しいな……


カノ「…そ、ならいいけど。Aちゃん、話があるからちょっと来て。」


貴方「え、うん…」


私は言われた通り、カノに着いていく。



だけど、部屋を出るときに見たシンタローの顔に……










































少し期待している自分がいた…。



第196話『欲望』→←第194話『気持ち』



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (49 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
150人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ゆず助(プロフ) - ちょこえおさん» 本当のことなのでwこれからも色々頑張ってください!よければお友だちとk((厚かましすぎでしたスミマセン!! (2016年8月7日 10時) (レス) id: c7b47780e5 (このIDを非表示/違反報告)
ちょこえお(プロフ) - ゆず助さん» いえいえ!本当ですか…!?嬉しくて涙が止まりません…!!初めての作品なのでそう言ってもらえると本当にありがたいです!ありがとうございます!! (2016年8月7日 10時) (レス) id: 4b9f39c94c (このIDを非表示/違反報告)
ゆず助(プロフ) - お話中申し訳ありません!何年か前までこの作品を読んでたものです。何か急にまた読みたくなりまして…パスワード忘れたので新しく登録してまできました!wそれくらいこの作品最高です!! (2016年8月7日 1時) (レス) id: c7b47780e5 (このIDを非表示/違反報告)
愛梨 - あらま…、無理するのも程ほどに自分のペースで更新しなよ、ね!w((いやいや奥さん、ぶっちゃけ忘れてたんじゃないですかァ~?ww((ちょ、wまだ中学生だろがww((あ、わかる()好きな声優さんとか出てたら買いたくなるわ(← (2015年3月22日 10時) (レス) id: 0cb4f6b0fb (このIDを非表示/違反報告)
チョコ♪ - 愛梨さん» 最近忙しくて全然更新できないよ〜…((当たり前だよ〜w愛梨のこと、忘れる訳がないっ!((キリッ ((わ、若い…あ、いえ…私はもう年なんで…((← 最近さ、乙女ゲームが欲しくてたまらないっ…!!← (2015年3月19日 22時) (レス) id: 01c9c72e43 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:チョコはす | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2015年1月14日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。