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お久しぶりです。時間も空き容量もないのに新しいハリポタのゲームをやり始めた作者です。書きたい欲が出てきました。
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「出来た…？」
「で、きたのかな」
満月が夜空高くに輝く中、カトレア達三人はカーペットの上に輪になっていた。
輪の中には一冊の本が鎮座している。
質のいい黒革に銀の幾何学模様が描かれ、背表紙には空に輝いている満月の様な宝石が埋め込まれている。
「多分できている、はずよ」
カトレアが額に浮いた汗をタオルで拭いながら微笑む。
ずっと、ずっと願ってきたのだ。
「いくわよ」
「うん」
「楽しみ〜」
三人は表紙の魔法陣の上に手を翳して魔力を注ぐ。
「「「
幾何学模様が星のように瞬き、満月が煌々と輝く。
ぶわりと本を中心に渦巻いた風が三人の髪を浮かせローブを靡かせる。
主の魔力を注がれた本はパラパラと捲れると、やがて“
「「おお〜〜！！」」
オリビアとソフィアが歓声を上げる。
まっさらなページにインクを垂らしたようにじわりじわりと線が広がり、地図を形どっていく。
ホグワーツ周辺に始まり、ページをめくれば地下、一階、二階、三階と城の内部の地図が。
更に捲ればグリフィンドール寮や他の寮、厨房などの部屋も現れる。
地図には幾つもの小さな足跡が名前付きで表示されていた。
「計画通りじゃない！」
クリスマス休暇後に地図を作りたいという話を聞いてから約六ヶ月。
三人で、時には屋敷しもべ妖精のミリーの力を借りながらホグワーツの地図を描いてきた。
それでも、この地図はただの地図では無い。
三人の魔力にのみ反応する魔法の地図。
原作、“ハリーポッター”における“忍びの地図”をカトレアはついに作り上げたのだ。
「大変だった〜」
「ね！私たちよく頑張ったよね！！」
深夜だからか六ヶ月もの大作がようやく完成したからか、あるいは両方か、テンションが高い二人が笑っている。
「これで夢がひとつ、いえ二つ叶ったわ」
“忍びの地図”はファンならば一度は持ってみたい物だが、如何せんそう簡単にはいかない。
ならば自分で作るしかない、という訳で作ったのだ。
一人で作れなくもないだろうが、せっかくなら三人で作って三人で使いたかった。
カトレアはもう、好きに生きると決めたのだから。
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番外や誕生祭などをまとめたページを作りました。
ホグワーツの天才児 番外まとめ【ハリポタ】
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蒼月(プロフ) - 光さん» 更新遅くなって申し訳ないです。書きたい欲があるうちに書けるだけ書きます！！ (7月1日 22時) (
レス) id: 0e64f68eac (このIDを非表示/違反報告)
光(プロフ) - 更新嬉しいです！！今回のお話も良かったです。続きも気になります！ (7月1日 20時) (レス) @page13 id: c03f77c018 (このIDを非表示/違反報告)
猫助(プロフ) - すごくよかったです！続き楽しみにしています！ (6月22日 19時) (レス) @page26 id: 5b3ee7c267 (このIDを非表示/違反報告)
蒼月(プロフ) - あいさん» もちろん良いですよ！！というか、ありがとうございます！！ (2022年6月3日 6時) (レス) id: 599dfade38 (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - 蒼月さん» 自分のペースで頑張ってください！！ 友達にもオススメしても良いですか？？ 友達めっちゃハリポタ好きでwww (2022年6月3日 0時) (レス) id: 4bcda9126d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蒼月 | 作成日時：2022年5月22日 1時
