64話* ページ42
白い防壁は、玉艶の防壁魔法をいとも容易く破壊した。
玉「グッ………何故……… 私にはあの方からの寵愛が…………」
「あの方……? イル・イラー……だったっけ…? 言っておくわ。その程度で私は止まらない。 私には、ソロモンやシバが教えてくれた魔法がある。そして___________」
そこで、玉艶は、魔法を諦めて剣を持ってかかってきた。
…………確かに剣術は私より優れていたね。
私は、それを、氷の剣で受け止めた。
「そして___________、アルバに教わった剣術がある。 あの頃から進歩がなければ、私は貴方の剣は見切っているわ。
…………………もう、終わりにしましょう?
……………さようなら。」
そういって、玉艶の剣を弾いた後、私は歌った。
「『破壊する独奏歌』」
そう、これが真紅の歌姫の真骨頂であり、私の一番の技。
玉「く………そ………………っ」
そんなことをいいながら、玉艶の体は跡形もなく消えた。
「…………貴方を手にかけた罪は私が貰っていく。貴方が背負った罪と共に、ね。 貴方は帰りなさいな、我らが王の元に………………『鎮魂歌』」
……………それを歌い終わる頃には、そこに残っていた、玉艶の真っ黒なルフも全て白に戻り、還っていった。
「終わった、のね…………」
さすがにルフを消費しすぎたのか、少女は、ふらつき、倒れそうになった。
___________その白い少女を、少女とは正反対の黒い少年が支える。
ジュ「ったく、無茶しすぎなんだよ、お前は………
おかえり、A。」
その呆れたような、されど嬉しそうな声を聞いて、少女は笑った。
「___________ただいま、ジュダル。」
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コウ - とても面白いです!! 更新頑張って下さい!! (2015年9月30日 22時) (レス) id: a943b2455a (このIDを非表示/違反報告)
あゆみ - 頑張ってください!更新が待ち遠しくてたまりません(≧∇≦) (2015年6月22日 18時) (レス) id: cd91f184a6 (このIDを非表示/違反報告)
もこもこ - いえいえwwこれからも更新楽しみに待っています(´∀`*)>ビシッ (2015年4月30日 2時) (レス) id: 02a89a0c0b (このIDを非表示/違反報告)
音夢(プロフ) - もこもこさん» 返信遅れました……! 全部読んでくださってありがとうございます。 ゆっくりではありますが、更新していくので、これからもよろしくお願いしますっ♪ (2015年2月9日 21時) (レス) id: af4fa1a72b (このIDを非表示/違反報告)
もこもこ - うわああ…るあ…ウザwww全部読みました!面白いです!更新頑張ってください!! (2015年1月28日 0時) (レス) id: 65c41c526d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:音夢 | 作成日時:2014年12月11日 11時