黒い神官様が好きになったのは、真っ白な少女でした。【ジュダル】２

第73話＊ ページ35

「失礼いたします」と言ってから、会議室に入った。

その瞬間、バッと動く影があった。

玉「Aちゃぁぁぁん！心配したのよぉ！元気になってよかったわぁ…！」

そういって、私に抱きつく紅玉ちゃん。

「落ち着いて〜！私はもう大丈夫だから。」

ね？と、笑顔でいい、紅玉ちゃんに自分の席に戻ってもらった。

覇「でも、元気になってよかったねぇ」

あぁ、やっぱりみんな心配してくれたのかな。

炎「…そろそろ本題に入るぞ。
　 まず…A、カミル様が言っていたことは、事実か？」

「……はい、私は一応、リヴムーン帝国元第二皇女です。」

炎「一応？」

「ええ。私はそう名乗ることを禁じられておりましたので。」

炎「何故だ？」

……私は、眼帯をしている方の目を指差し言った。

「____この目が関係しています。」

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