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162話 ページ32

ハリ「トム、助けてくれないか」


ハリーは日記の記憶と名乗るトムにジニーを運ぶのを手伝ってとお願いしていたけど、
トムは一向に動こうとしなかった
そして、ハリーは自分の杖を拾おうとしたときに、
自分の杖がないことに気が付いた


ハリ「君、知らないかな、僕の───」


ハリーがトムを見上げると、くるくるとハリーの杖を弄んでいるトムの姿があった


ハリ「ありがとう」


杖の方に手を伸ばしたハリー
だけど、トムはハリーに杖を渡さなかった


貴「それはハリーの杖よ。返して」


トムはこちらを向いたけど、またハリーの方へ顔を向けた


ハリ「ここを出なきゃいけないんだよ!もしもバジリスクが来たら、、、」

トム「呼ばれるまでは、来やしない」


こんな状況でよく落ち着いていられるわね


貴「どういうこと?」

ハリ「さあ、杖をよこしてよ。必要になるかもしれないんだ」

トム「君には必要にはならないよ」

ハリ「どういうこと?必要にはならないって?」

トム「僕はこの時をずっと待っていたんだ。ハリー・ポッター。君に会えるチャンスをね。そして君もだよ。A・ダンブルドア」


会えるチャンス?
なんのために


ハリ「いいかげんにしてくれ」

貴「早くハリーの杖を返して」


二人とも我慢が出来なくなっていた


ハリ「君にはわかっていないようだ。今、僕たちは『秘密の部屋』の中にいるんだよ。話なら後でできる」

トム「今、話すんだよ」


微笑みながらトムはハリーの杖を自分のポケットへしまいこんでしまった
何かおかしなことが起こっている
それはハリーも感づいたみたいで、
驚いた顔でトムの顔を見ていた


貴「ジニーはどうしてこんなふうになったの?」

トム「そう、それは面白い質問だ」


私の切り出した質問にトムは愛想よく言った
「しかも話せば長くなる」そう言ってトムは話し出した

トムの話によると、ジニーの持っていた日記はトムの日記だったらしく、
今まで、ジニーの相談を受けていたらしい
そして、これまでの事件、『秘密の部屋』を開けたのもハグリッドが飼っていた雄鶏を殺したのも壁に脅迫の文字を書いたのも全部ジニーがやっていたと


貴「なら、みんなを石に変えたのも、、、」

トム「ああ、ジニーだよ。まぁ、一人『穢れた血』ではないやつがいたがな」


『穢れた血』ではないやつ、、、
それはソロモンのことだろう


ハリ「それじゃ、どうして僕たちに会いたかったんだ?」

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ハクしろ(プロフ) - 桜水さん» ありがとうございます!私はまだ中学生なので更新が遅れるときもあるかもですが、この作品をよろしくお願いします (2015年7月13日 0時) (レス) id: 7c4e652313 (このIDを非表示/違反報告)
桜水 - 読みました。続きがとても気になる。私は高校生なので、いつでも待ってまーす。 (2015年7月12日 11時) (レス) id: 8838ec53c6 (このIDを非表示/違反報告)
ハクしろ(プロフ) - 桜水さん» ありがとうございます!なるべく更新できるようにしますね!! (2015年7月4日 2時) (レス) id: 7c4e652313 (このIDを非表示/違反報告)
桜水 - そうだったんですね。更新頑張って下さい。待っています。 (2015年7月1日 16時) (レス) id: 8838ec53c6 (このIDを非表示/違反報告)
ハクしろ(プロフ) - 桜水さん» すいません!テスト期間だったので更新できませんでした! (2015年6月26日 0時) (レス) id: 7c4e652313 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ハクしろ | 作成日時:2015年5月4日 19時

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