超人気アイドルは超人気な引きこもり！？【歌い手】

第56話 ページ8

ま「しばらくはうちにいて？そんな体じゃ何もできないだろうし…せめてものお詫びに身の回りのお世話させてくれないかな」

『そんな、申し訳ないですしいいですよ』

そ「俺もそのほうがいいと思うけど、日常生活も大変でしょ？」

『ま、まあ…否定はできませんけど…』

四六時中こいつと一緒だったら気休まらん

風呂とか寝床とかどうするつもりだよ

寝るときまでサラシ必須…いや、朝起きるまで来るなって言えばなんとかなるか…？

実際もう取りたいくらいなんだけど

そもそもこの体で風呂なんか入れるのか？

下手したら手伝ってあげる！とか言い出しそう…

でも風呂入らないのはきついし…うわぁ…

お願いしたくねえよ…帰りてえよ…

ま「取り敢えず今はゆっくりしてて、お茶持ってくるよ、お菓子何がいい？」

そ「煎餅食べたい」

ま「そらるさん煎餅なんか食べましたっけ…？あっ、クッキーあるけどそれでいい？」

『は、はい、ありがとうございます』

これ完全にお世話になる流れじゃん

私はやだよ？ねえ？

風呂入れないとか嫌なんだけど！

帰りたいよぉー…

そ「んっ、おいひ」

『……本当だ、おいしい』

ま「よかった、お茶どうぞ」

『ありがとうございます…』

そ「たまに俺も来てやるし、治るまでの間お世話になっとけ」

『やっぱり申し訳ないですよ！先生に頼み込んで入院でもさせてもらいます』

ま「入院なんてお金かかるんだから無料で泊まれて三食付いてくる僕の家のほうが断然いいってば』

『確かにそうですけど、食費とか増えちゃいますし』

そ「子供なんだからそんなこと考えなくていい」

『お、お風呂とかも入れないし、寝床とか着替えとか…』

ま「お風呂くらい手伝ってあげるよ？ベッドは…僕と同じになっちゃうけど…着替えも今から買えば間に合うしさ」

ダメだ、こいつ何言っても聞きやしない

しかもやっぱ言ったよ、手伝うって

お前高3の女の風呂手伝えんのか！？お前がよくても私が無理だわ！

男の格好してる私が悪いけども！

そもそも芸能人の風呂手伝おうって考えがすごすぎる！少し引け目感じろド天然！

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