【まふまふ】バカにすんじゃねえぞ【男主】

#7 ページ9

〜luz side〜

俺が…炎上…？


そんな、そんなはずはない


誰よりもそういう類には気をつけて生活をしていたはずだ


友人付き合いもほどほどに、あるいは全く


しかも女絡みとなるとなおさら俺なわけない


男女共に俺のことを絡みにくい人だと認識している


つまり俺は誰かと関わることはほとんどない


それなのに、なぜ



luz「その写真送ってくれませんか」


『あ、はい、えーっと…これです』



トーク画面を開き直し見てみると


確かに俺の顔写真だった


しかもこの写真



luz「彼女がいたころの…写真…？」


まふ「luzくん彼女いたの！？」


『今は関係ないだろ』



いてっとまふくんの声が聞こえた


その前に結構痛そうな音してたな…



luz「俺、高2くらいまでは普通に彼女とかいたんですよ、それなりにいいお付き合いをさせてもらってました」



彼女にこっち向いてと言われたものだから


どうしたの？と笑顔で答えたところを写真に収められたもの


この写真はそのときの彼女、あるいはその彼女が友達に自慢のために渡しであろう人物にしか渡らない


急いで検索をかけるとすぐにそのツイートもでてきた


IDと名前を見てもピンとこない


つまりこれは彼女の友人がばら撒いたものであろう



『あ、あと…実は以前にも…このようなことがありまして…』


luz「そのときも俺の顔写真だったんですか？」


『はい…そのことも、もちろん今回のもですが！謝りたくて…本当に申し訳ありませんでした…』


luz「いいですよ！謝らないでください、そのとき俺に実害はなかったんですし」



俺の知らない間で俺が炎上してた…


ネットの世界は恐ろしい


だがそれ以上に気になる話がある



luz「ナクシモノさん、少し聞いてもいいですか？」


『お詫びと言えるものでもないですが、何でもお答えしますよ』


luz「先ほどまふくんが、そっち手ないほうとか、何年その体と付き合ってるのとか、聞こえたんですが…それは？』


『あ、えーっと…ちょっと待ってくださいね、まぁふぅまぁふぅ？』


まふ「ごめんなさぁぁぁぁい！！！！！！」



嗚呼、電話の向こうからドタバタ聞こえる


聞いちゃダメだったのか…？

#8→←#6

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す