僕の初恋の人は気弱なバスケ少女でした!?

十話 ページ12

〜桜井side〜

はあ…結局一度も話せませんでした…


いや、チャンスは何度もあったのですが

勇気がでなくて……


僕なんかほんっと羽虫っすよね。

声一つかけられないなんて。


部活は僕、バスケ部ですし。

もう今日会うのはむずかしいですね…

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

in体育館


若松「おいコラー！そこ、休むなあ!!!!」

入る前からでしたが、先輩の怒声が聞こえます。

こ、怖い…(汗)

諏佐「おい、そのくらいにしたら…」

今吉「ええんとちゃう？皆ええカンジにくるしそうやし(笑)」

あ、あの人も怖い…(汗)


って…ん？

よく見たら、女の子がまじってるじゃないですか！？

桜井「せ、センパイ！女の子に体力トレーニングさせるなんて…」

若松「あ゛？だってなんもいわんし。意外と強いんじゃね？文句あんのか、一年！」

桜井「ひぃぃっ、スイマセン！…でもその子たぶんマネジャー志望ですよ…ね？」

若松「え。……あっ？あー！」

まさか、今気づきましたか？

桜井「いや、普通女子はマネージャーですよね。バカなんですか？……あっ、すすすスイマセーーーン!!!!!!!!」

若松「おい！そこの女子！ちょっと来い！！」

あ、スルーですか。助かりました。

雪野「は、はい…………？」

若松「あ〜。もしかして、お前マネージャーやりたいの？」

雪野「……………はい。」

ほら、やっぱり…？

桜井「あっ……！」

ゆ、ゆきのさんではないですか！？

雪野「へ？」

桜井「ああ〜〜〜〜〜〜〜〜！！！！」

雪野「ふえぇぇえぇぇ！？」

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