せかいには / leo ページ2
何度病室に行っただろう。
心配だから、
別に気を引くためにじゃない。
じゃない。
「次はいつ来るかな、セナ」
「連絡したら、また暇な時って」
そうかぁ と呟く君は
窓の外を、遠くを見ている。
サンタを待つ子供のように。
「ね、れおくん」
「どうした?」
またきてもいい?
何度でも会いたくなるんだ。
きてもいいかな?
「今度は泉くん連れてくるね」
わかりやすいように
勢いよく顔をこちらに向けて
「本当か!、、楽しみだ!」
その、きらきらしている瞳は
君の中の泉くんと言う存在が作っているのだろう。
君には彼しか見えてない。
今ここにいる私は人という個体なのだろう。
私も君の中に入れてくれないかな。
君の世界に。
私の世界は君でいっぱいなのに。
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作者名:おままごと | 作成日時:2019年12月18日 23時