先輩 ページ27
「もしかして…あのマネージャー、不死川の?」
「彼女なのかな…分かんないけど、
実弥を好きなのは分かりました。
実弥ももしかしたら……
あはは…私、やっぱり未練タラタラです…
実弥の事が忘れられないんです。
今日実弥に会ってみて自分の気持ちがよく分かりました。なのに……私いい子ぶって…結局、傷つくのがこわいんだと思います。」
「先輩、ごめんなさい…だから……
今、先輩の気持ちには応えることができません」
私は先輩に今の気持ちを正直に伝えた。
岡崎先輩は、暫く私を見つめていた。
そして、寂しそうな顔をする
「は…はは。分かってたよ。
花泉が不死川の事まだ好きって事。
でも…俺の気持ちを伝えなかったら
後悔すると思ったんだ……。
だから、君に伝えた。
今日水場で不死川に会ったろ?
あの時、俺は花泉が好きだと伝えたんだよ。
そうしたらあいつ……」
「え?」
実弥は何を言ったんだろう?
先輩からの言葉をまつと
ニヤリと笑いながら
「いや……これはあいつから聞いた方がいいな」
私に言った。
「へ?教えてくれないんですか?」
「これは、俺からの意地悪だよ。
フラれちゃったからな」
「ま、これからも選手とマネージャーとして
よろしくな!チャンスがあったらアタックすると思うから」
笑顔で手を差し出してきた。
「先輩…」
私も手を出し握手した。
「さて、なんか食って帰るかぁ?」
「はい!」
実弥の事がなかったら、
きっと好きになっていただろう。
私の少し先を歩く先輩の後ろを
歩きながら思った。
75人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「鬼滅の刃」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
えのき(プロフ) - 巴さん» はじめまして!コメントありがとうございます。この先はハードにはいかない予定です( *´艸)なんせ前半がハードだったもので(*_*)こっからは甘々になるかなーと( *´艸) (2021年3月15日 22時) (レス) id: 9c3da7f4d0 (このIDを非表示/違反報告)
えのき(プロフ) - 凪子さん» 返信遅くてごめんなさい(;_;)泣いてくれたのね(;_;)この先は実弥さんに頑張ってもらいます! (2021年3月15日 22時) (レス) id: 9c3da7f4d0 (このIDを非表示/違反報告)
巴 - このまま甘々、ラブラブで終わって欲しいけどサクラちゃん黙ってないよね?反撃はお手柔らかに…ヒロインより先に私の心が折れてしまう。 (2021年3月15日 22時) (レス) id: 7c1fbdaf37 (このIDを非表示/違反報告)
凪子(プロフ) - 朝から泣かせるんじゃねェ!!やっぱり実弥さんはカッコいい&優しいのだ!!! (2021年3月10日 7時) (レス) id: 33c3d87eb8 (このIDを非表示/違反報告)
えのき(プロフ) - 凪子さん» ここらでお互い正直になってもらわないと、書いてる方も身が持たない(;_;) (2021年3月9日 18時) (レス) id: 9c3da7f4d0 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ