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理解してなくてごめんね ページ25



実弥side


「うわああぁ……すみません!わ、私、調子に乗りすぎましたぁ!!今の会話……絶対まずかったですよね?」


後輩が慌てて謝ってくる。

あいつの性格考えると
白か黒しかねェだろ……

マジでやべェ……




「非常にマズイ……」



「デ…デスヨネー、アハハハ…」

俺の前で、顔を青くし、固まる後輩。




何も聞いてねェなんて言っていたが…あいつのあの表情見ると、ぜってェ聞いてるハズだァ。
早く誤解を解かねェと……






「……わりィ、ちょっと電話してくる」


「ハイ!!行ってらっしゃいませ!!」


直ぐ様Aに電話するが
何度かけても出ねェ。


「……ンで出ねェんだよォ!クソッ……」


もう一度掛けようとした時、別の着信が入る。


「はい不死川。……はい、すぐ行きます」

呼び出しがかかった。電話を切りると
スマホをポケットにねじ込み、後輩のところに戻った。




────

夢主side


「ね、ねぇ?Aちゃん?旦那さんとちゃんと話した方がいいよ?聞き間違いじゃないかな?初めから会話聞いてたわけじゃないしさ?きっと……」


詩乃ちゃんは、必死に私を慰めようとしてくれた。優しいね……


「ん?大丈夫だよ!!それに……もういいんだ。実弥の気持ちが分かってちょうど良かったよ。
うんうん、本当に。きっとさ、私には…覚悟と、自覚が足りなかった。……だって…
私、実弥の仕事……ちゃんと理解してなかったんだもん。本当に……恥ずかしい」


「そんなこと……そんなことない。Aちゃんは、頑張ってるよ!旦那さんと、子供達のために。」


「詩乃ちゃん、ありがとね?……あのさ……本当の事言うとさ、喧嘩……ほとんど私が原因なんだよね。些細な事で喧嘩ばかりしてさ。ふふ……
実弥に……我慢ばかりさせてたと思う。…ああいう話、同僚と話してたってことは、私の事を不満に思ってたからなんだなぁってよく分かったから……」


「いや……でも、旦那さん本心じゃないと思う。
同僚の話に乗っちゃっただけだよ!うん、きっとそうだよ!!」


詩乃ちゃんは、必死に私を安心させようと
言葉を探しながら言う。


「ごめんね?こんな話。さ、蜜璃ちゃんのお祝い見に行こうよ?」


ふふ……っと笑って見せる。
ほら?私、余裕だから。
心配しないで?









「Aちゃん……」

なかなか上手くはいなかない→←聞いてないフリ



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えのき(プロフ) - れもんさん» コメントありがとうございます!褒めてくださりありがとうございます!お気に入り登録もありがとうございます!楽しんでもらえたようで良かったです(*^^*) (2021年9月26日 7時) (レス) id: 9c3da7f4d0 (このIDを非表示/違反報告)
れもん - こんばんは!読みだしたら止まらなくなって、すいすいと全部読めました!とっても面白いです!続編も楽しみにしてます!お気に入りを666から667にしてしまった罪悪感…。…でも、お気に入りにしない選択肢はなかった!ウンウン(/・ω・)/ (2021年9月25日 20時) (レス) id: 5102ae8dc8 (このIDを非表示/違反報告)
えのき(プロフ) - ユイぱさん» 続編へ移行します。準備が整いましたら公開しますね! (2021年9月23日 17時) (レス) id: 9c3da7f4d0 (このIDを非表示/違反報告)
えのき(プロフ) - 柚葉さん» 小林さん……こわいよね? (2021年9月23日 16時) (レス) id: 9c3da7f4d0 (このIDを非表示/違反報告)
ユイぱ - 続編できるんですか?楽しみです! (2021年9月23日 16時) (レス) id: 21c5274ef7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:えのき | 作者ホームページ:ありません  
作成日時:2021年8月16日 6時

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