どうするの? ページ35
*
蜜璃ちゃん、ふぅ……と、ため息ついてるじゃん……
伊黒さんが、運命の男の人かもしれないのに。
どうしてなのかなぁ……。
ああ、我慢できないや。
聞いてみよう。
夢「ね?蜜璃ちゃん、何か不安なことでもあるのかな?」
蜜「え?私そんな顔してたかしら?大丈夫よ?お店、行きましょうか?それよりAちゃん達は鏑丸食堂初めて?」
夢「私は初めてなの。楽しみだよ。」
蜜「そうなのね!あのね?オススメは……」
一生懸命メニューの話をし始める蜜璃ちゃん。
話しを逸らされた……?
あまりしつこくするのも良くないか。
私の気のせいかもしれないし…
聞くのを止めよう。
お店に入ると、元気な女の子が対応してきた。
「いらっしゃいませ!何名様ですか?」
詩「大人3人と、子供4人です」
でしたら、奥のお座敷がいいですね?っと案内された。
厨房の方をチラリと見ると、伊黒さんが蜜璃ちゃんをじぃっと見ていた。
詩「蜜璃さん!小芭内さんと話してきたら?今まだ暇そうだし。蜜璃さんの事見てるわよ?」
詩乃さんに言われるが
俯いてしまう蜜璃ちゃん。
んー!!
やっぱり変だよ!!
せっかく……距離が縮まったと思ってたのに。
伊黒さんと毎日連絡取り合ってるって…あんなに喜んでたじゃん…。
なにが不安なんだろう……
夢「ねえ蜜璃ちゃん!やっぱり何かあったよね?私達に……話せないこと?」
蜜璃ちゃんにもう一度聞いた。
・
蜜「……うちのカフェ……全国展開してるでしょ?」
夢「うん。大きな会社だよね……」
蜜「急に転勤になっちゃったの、独身だから…結婚してる社員は異動しないんだけどね。
私にはお相手がいないから…白羽の矢が当たっちゃったみたい。二人とも、せっかく仲良くなれたのに」
転勤?
夢「うそ!あのお店だってまだ出来たばかりでしょ?そんな早く異動なんてあるの?近くなんでしょ?こっちに来られるよね?」
蜜璃ちゃんに聞くと、俯いたまま静かに首を横に振った。
蜜「…北海道。うちの会社、入社して数年は、色んな場所に行かされるの。一店舗あたり長くて半年だから…」
はぁぁ??
嘘でしょ?北海道って…
飛行機乗らなきゃ行けないじゃん!!
夢「それ…いつ決定したの?ううん…そんな事より、いつ転勤になるの?」
蜜「来月の1日なの」
あと10日位しかないじゃん!!
蜜璃ちゃんが居なくなっちゃう!
ねえ、伊黒さんは蜜璃ちゃんのこと
どう思ってるの??
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えのき(プロフ) - 澪凪さん» みいちゃん大丈夫だよ……亀更新か……兎になるかは気分次第だけど、まだまだ続くと思われます! (2021年8月14日 21時) (レス) id: 9c3da7f4d0 (このIDを非表示/違反報告)
えのき(プロフ) - 環さん» もうそろそろ続編移行します……。ええ、続き、ダラダラ書きます。 (2021年8月14日 19時) (レス) id: 9c3da7f4d0 (このIDを非表示/違反報告)
澪凪(プロフ) - えのきさん» えっ、ちょっえ!?いやだ、打ち切りはいやだあ!10章でも20章でもついていくから打ち切りはいやあああっ! (2021年8月9日 23時) (レス) id: 279a2ef6a9 (このIDを非表示/違反報告)
環(プロフ) - えのきさん» う、打ち切りはいやだよおおお!!私このお話大好きなのっ!!!10章でも何章でもついてくから打ち切りはいやあああっ!! (2021年8月9日 23時) (レス) id: 940f9d3174 (このIDを非表示/違反報告)
えのき(プロフ) - 環さん» や、やっとです……はい、終わる気しません(笑)あははは。もう、いっそ打ち切りにするか……(笑) (2021年8月6日 16時) (レス) id: 9c3da7f4d0 (このIDを非表示/違反報告)
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