出来ちゃった！？ 3【不死川実弥】

夢と現実 ページ34

＊



私と詩乃さんは、顔を見合わせた。



詩・夢「きゃぁぁ！！素敵ぃぃ！！」




蜜「ほ…ほんと？」




詩「前世で結婚の約束してるのね！
ロマンチックだわぁ……。」



夢「……で、伊黒さんは、なんて言ってるの？」




蜜「それが……彼も同じような夢？は、見てるみたいだけど……
肝心の約束をハッキリ覚えてないというか……見てないというか……分からないみたいなの。でも、何かを約束した気がするって言ってるの」



少し残念そうな顔をする蜜璃ちゃん。



夢「そっかぁ……。でもさ？この間初めて話をした蜜璃ちゃんをあんな風に庇うなんて、伊黒さんだって、本能的に何かを感じてるからでしょ？」




詩「そうよ！まずは……沢山お話しして……」




詩乃さんが興奮してるぅ……
ま、私もだけど。
実弥も煉獄さんのこと、前から知ってる気がするって言ってたけど……もしかしたら皆前世で……





なんだか……すごい……。





記憶？夢？がハッキリしないなら……
沢山会えば、何かが分かるかも。




夢「とりあえず、お昼は伊黒さんのお店に行っちゃう？」




そう提案すると、蜜璃ちゃんは急に焦りはじめる。
蜜「え？待って？私、変な格好してない？大丈夫かしら？」




詩「大丈夫。とっても可愛いから。皆でいこうよ？」



蜜「わかったわ。行きましょう」




ん？




私と詩乃さんが盛り上がっている中……


時折見せる蜜璃ちゃんの少し淋しそうな
表情が気になった。

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