そらるの弟は睡眠と食事をよく忘れる。【歌い手/男主】

22. ページ24

・

Aside


A『あれ？前より落ちてる。
なんでだろう？ちゃんと酔鯨を飲んでるのに。』
↑]酔鯨しか飲んでいないからです。)

※皆さんは絶対に真似をしないで下さい。By.作者


前(2年前)は確かに“62”ぐらいで＿＿＿＿今､体重計が出した数字は“50”と表示している。

僕は体重が落ちている事も驚いたが､兄が凄い顔で体重計の数字を凝視している事にもっと驚いている。


うん。兄よ､怖いよ。
何も見なかった事にして､兄のそばを通ろうとしたら＿＿＿黒い笑みを浮かべながらこっちを振り向いた。


彼方｢A君〜？
今から1週間､酔鯨の飲酒たまは購入禁止な。｣


A『えっ？今､兄さん僕にﾀﾋねって言った？
僕､ベランダから飛び降りて来る。(真顔)』


彼方｢ちょっ､ちょっと！待てって､A！
1週間も酔鯨を我慢出来ないの！｣


真顔で僕がベランダの方に行こうとしたら､必死に兄が焦った表情で左手首を掴んだ。


だって僕の主食(飲み物だけど)の酔鯨を1週間も禁止されるんだよ。

入院しているならともかく､家で酔鯨が飲めないなんてﾀﾋねと言っているのと同じだ！


今の僕は酔鯨とパソコンに生かされている。
パソコンが故障しても､酔鯨が家から無くなっただけで生きる事の出来無いメンタル状態なのだ。


簡単に言うと＿＿＿＿＿酔鯨とパソコンがあるから僕のメンタルは保たれている。


まともに人と話せるのも､仕事しているのも､料理をしているのも､外へ出れるのも＿＿＿＿酔鯨とパソコンがあるから頑張れている。

でも兄の言い分も分かる。
飲酒ばっかりしてパソコンに向かい､寝る事も食べる事もしない僕の事を心配してくれているのだ。


A『出来無いよ。
でも兄さんの言いたい事は分かるし､心配してくれているのは分かっているつもり。

だから1週間､酔鯨と離れる。
でも他のお酒の飲酒は許して貰うから。ﾆｺﾘ』


そう言って僕が笑みを浮かべると＿＿＿＿安堵した兄は掴んでいた左手首を離した。


約束を守る為､僕は他のお酒を買いに○○スーパーへ財布を持って出掛けた。


○○スーパーに着いた僕は＿＿＿＿＿酒と言う酒(酔鯨と甘酒は避けている)を取り敢えず目に見えるお酒を1本ずつ入れ＿＿＿＿＿会計して帰って来た。


大量のお酒が入ってたスーパーの袋を持ったまま､僕は自分の部屋へ入った。

23.→←21.

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す