【歌い手】LIVEで会っただけ【男主】 (ページ22)

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［２１］ページ22

質問こぉーなぁー

こあらさんから─────

そらるこさんは神様ですか？

『そらるこは、紙様です“〇|￣|＿』

るんばさんから────────

どっちが受けで、どっちが攻めですか？

『初期の考えでは、まふくんが受けという設定だったんですけど、なんかもう流れで進もうかなと(((
てことで、まだ決まってません()

流れで決めますのでゆったり待っててくださいな(´ｰ｀)』

☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆

まふくんもシャワーを浴び終え、いつもより艶めかしい大人の雰囲気を纏(まと)わせて出てきた。

あー…推しが尊い()

「シャワーありがとう！あのね、体から髪まで月魅の匂いがするんだよ！ふふｯ…なんか幸せ。」

『それは良かった』

あまりにも無邪気に笑うもんだから、こっちまで頬が緩んだ。

「そういえば！完成したよ、歌！」

ずいっと顔を近づかせてきたので、ぅわっとなんとも抜けた声が出た。

「今日…予定空いてる？」

『あ～…ごめん、今日はこれから人と会う予定があって…』

今まで完璧に忘れてたけど、思い出したわ…。今日は大学の時の友達とその友達？と買い物に行く予定だったんだ。

「それ…誰？」

『一人は大学の時の友達で、もう一人が俺と初めましての友達の友達？って感じかな。』

「ふーん…いつ頃帰ってくる？」

ソファーに座りながら足をぶらぶらさせる、まふくん。

『えっと…予定では１８時に解散ってなってるけど、長引く可能性大。その初めましての友達と気が合えば、そのままご飯とかなるかもしれないし…。そうなると、１９時は過ぎそうな感じかな…』

まふくんの座るソファーの前のテーブルに置いてあったスケジュール帳を手に取り、メモを見ながら答えた。

そしてまた元の位置に戻す────────

『んっ……ｯ、』

掴まれ、引き寄せられる右腕。

急にどアップになった綺麗な顔。

綺麗な茶色い瞳の中に、少し強めに押し付けられた唇に動揺を隠せない俺の目がゆらゆらと映りこんだのは、一瞬だった。

「……ん、……ごめん、嫉妬した。」

すぐに話された手と唇。

それと同時に発せられた言葉。

俺は一瞬硬直して、我に返った。

まふくんの素直すぎる行動に少し顔に熱を持った気がした。

「嫌…だった？」

『嫌なわけないじゃん…』