契約第63条 ページ13
次の日、また次の日、と時が経って2週間
彼方は学校に来なかった
『え、今日も学校来てないの…』
「体調不良？らしいけど俺も詳しいことわかんねぇし」
「うらたさーん次体育…って、Aちゃんじゃん
そらるさん、今日も休みやで？」
「それは俺が今言った」
「あ、そうでしたか」
『LINEも返ってこないし…家行っても出ないし…』
「なんか前もこんなことあったよなぁ お祭りの後くらいやなかった？」
「あーあったあった また精神的にダメージ負ったとか？」
『…もう1回、彼方の家行ってみようかな』
「そうしてみ？…って、時間やばっ！ほら、Aちゃんも教室戻って！
うらたさん早くジャージ！」
「お、おう じゃあな、Aっ！」
-♧--♧- -♤--♤- -♡--♡- -♢--♢-
放課後、彼方の家までやってきた
もちろん、まふから合鍵を借りてだ()
『…やっぱ、出ないよな』
家のチャイムを鳴らすが出てくる気配はない
いつもならすぐ帰るが、もう1回押してみて出てこなかったら合鍵で…
「…なに？」
『うわぁっ？！か、かなたっ』
でてきたわ()
「なんで、きたの」
『が、学校休んでて…心配で…』
「ふーん…体調不良って訳でもないし、大丈夫 帰って」
『ん？！』
「いや、だから、帰ってって」
『…帰ってって、顔してないけど』
「っ、なにそれ…そんなの、どうだっていいでしょ！
俺に、構わないで！やだ、ほんとにもう…嫌い 大っ嫌い！！」
『っえ、かなっ』
バンッと音を立ててドアを閉められ、鍵をかける音が聞こえた
拒絶
前に来た時よりも酷い、明らかな怒りのようなものを感じた
「…私いま、彼方に大っ嫌いって言われた…？」
でも、拒絶されたという事実よりも重くのしかかったのは
彼方に大っ嫌いと言われた事だった
なにか、したのかな 気づかないうちに傷つけていたのかもしれない
なにをした？思いつかない 無意識すぎる 人のことを考えていなさすぎる
こんなんだから、嫌われるんだ 気づけないから…
彼方に嫌われるなんて、思ってもみなかった
だって、私のことをいつも好きだって言ってくれてたから
鬱陶しいくらいに、好き、大好きって
いつも 毎日絶対言ってくれた
…それが、当たり前だった そう思ってたのが間違いだったのかもしれない
嫌われたくない 好きでいて 私から離れないで そばにいて ずっと、ずっと＿＿＿
わたしも、はなれないから
歌い手さんのおすすめ曲！！
威風堂々/志麻
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しゅり(プロフ) - Colorさん» はわわ！ありがとうございます！頑張りますー！ (2019年10月10日 21時) (
レス) id: 991c28eab6 (このIDを非表示/違反報告)
Color - 続編更新無理せず頑張って下さい！大好きです！ (2019年10月10日 2時) (レス) id: 8ee591347b (このIDを非表示/違反報告)
しゅり(プロフ) - えりさん» わぁぁ！！ありがとうございます！頑張ります！ (2019年9月4日 22時) (レス) id: 9376fa3bde (このIDを非表示/違反報告)
えり(プロフ) - 続編おめでとうございます！これからも頑張ってください！大好きです！ (2019年9月4日 17時) (レス) id: 47a3744589 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しゅり | 作成日時：2019年9月4日 7時
