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──────結論から言おう。圧勝だった。何なら木刀を受け取ったはいいが一回くらいしか使わなかった。
一人は足蹴に、一人は拳で、一人は柄の部分で殴って。それを見た海兵さんたちは、最初は困惑していたものの、私が四人目を落とした頃には「いいぞ〜！！」「やれ〜！」などとかなり盛り上がっている。
たしぎさんは目を見開いて驚いているし、大佐さんも顔にこそあまり出ていないが、眉間に皺を寄せている。
普段は、気を抜いたら人間の原型すら留めない形で殺されるリスクを背負っているのだ。相手が呪霊ではなく普通の人間であることで少々力加減に困った。
ローさんのところにいたときの海賊は身体が大きかったから特に困ることはなかったが、海兵さんたちは私より背は大きいものの、あの人たち程身体が大きいわけではない。
謝って骨でも折ってしまったらそれこそ私は捕まる。
「…Aさん、とてもお強いんですね！！」
『…まぁ、稽古はしっかりやっていたので、』
「いや、正直俺アンタのこと舐めてたぜ…」
「お前三秒で終わってたじゃねぇか」
「それは言うなよ！」
すごいすごい、と、称賛される声にもどかしさを覚えながら木刀を戻そうとした。
が、たしぎさんに「私ともお願いしてもいいですか！」と言われ、渋々彼女とも手合わせをすることになった。
「おいたしぎ。テメェまで負けたら明日以降の稽古、どうなるかわかってんだろうな？」
「ス、スモーカーさん…」
「た、たしぎちゃん頑張れ！」
「スモやん直々の稽古はありがてぇけどキッツイ！！」
「じゃあテメェらも負けてんじゃねェよ！！」
「ごもっともで！！」
海兵さんたちの顔を見る限り、彼が直々に施す稽古はそれほどしんどいのだろう。まぁ顔怖いしなんとなくわかる。
そんな失礼なことを考えていたらたしぎさんの準備が整ったようで、きゅ、と顔を引き締めて私の前に立った。
私も再度木刀を持ち直し、彼女に身体を向けた。
──────彼女は、他の人たちよりは強いだろう。曹長という役職があるということはそういうことだ。
別に、彼らを舐めてかかっていたわけではないが、相手が強いほど燃えるというのは定石ではないだろうか。気を引き締めて、合図とともに向かってきた彼女を見据えた。
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ゆあ(プロフ) - 続き書かれますか？主様のめっちゃ好きなので楽しみにしてますね (3月2日 14時) (
レス) @page50 id: 976091bd0a (このIDを非表示/違反報告)
ちあき(プロフ) - 名無し50398号さん» 少しずつ更新を再開していくつもりです…！好きと言って頂けるだけでも嬉しいのにすっごくだなんて…とても嬉しいです！頑張ります！！ありがとうございます！ (10月24日 21時) (レス) id: 2fefdf0ec1 (このIDを非表示/違反報告)
ちあき(プロフ) - セツさん» ありがとうございます！！ぜひドキドキしながらお待ちください！頑張ります (10月24日 21時) (レス) id: 2fefdf0ec1 (このIDを非表示/違反報告)
名無し50398号(プロフ) - もう続きは書かないのでしょうか…すっごく好きな作品なので続きが楽しみです。更新、気長に待ちます！ (8月28日 1時) (レス) @page38 id: 73a8a7c4d7 (このIDを非表示/違反報告)
セツ(プロフ) - ワンピースのキャラ達とも着実にフラグが立ちまくってるぅ‥‥‥。七海と灰原とも一体いつ会うのか、ドキドキしながら読ませてもらってます！更新気長に待ってますので、頑張ってください。 (6月30日 20時) (レス) @page38 id: a9c1286aea (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちあき | 作成日時：2022年10月4日 18時
