牛島若利 ページ5
今日は久しぶりに若利が帰ってくる。
若利は有名なバレーボールの選手であり、家に帰って来ることはかなり少ない。
だから、今日はとても楽しみだ。
若利が向こうに行ってしまった直ぐ後に産まれた、娘の若菜を抱きながら今か今かと若利の帰りを待っていた。
その少し後、扉の開く音がして、直ぐさま玄関に向かう。
やっと帰ってきた。
若利の姿を見た途端、顔が自然と綻ぶのが分かる。
貴「お帰りなさい！」
牛「あぁ。ただいま、A」
若利も私を見て、優しく笑いながら頭を撫でてくれた。
その後、若菜の姿を見て、申し訳なさそうに言った。
牛「……若菜が産まれる時、側に居られなくてすまなかったな」
確かに、初めての出産と言うこともあり、不安だったし、寂しかった。
貴「うん、すごく寂しかったよ。でもね、若利から貰った御守りを持ってるとね、若利が側に居てくれる気がして頑張れたんだよ。ありがとう、若利」
牛「っ、いや。大したことはしていない」
照れた顔を隠すように、そっぽを向きながら言った。
貴「そうだ！ねぇ、若菜を抱っこしてみてよ。若利、写真見るだけで、会うのは初めてでしょ？」
若菜の写真を送るたびに、早く会ってみたいと言っていたのを思い出した。
牛「っ、いや！潰してしまぞ！」
貴「大丈夫よ。ほら、若菜。パパにはじめてましてーって」
腕の中に居る若菜に言うと、きょとんとした顔をしていたが、初めて見る若利には興味があるようだ。
泣き出しはしなかったので、少し強引だが、若利の胸に若菜を押し付けた。
若利は若菜を抱っこした途端、固まってしまった。
だが、そんな若利に若菜はきゃっきゃと笑い、服をぎゅうっと掴んだのを見ると、若利は目に涙を浮かべながら喜んでいた。
貴「ね？大丈夫だったでしょ」
牛「ああ！A、写真を撮ってくれ。チームの奴らに自慢してやる！」
貴「はいはい」
最初とは打って変わって、若菜を抱きしめて、満面の笑みを浮かべていた。
きっと若利は親バカになるだろうなぁと考えながらシャッターを切る。
牛「よし、Aも入れ！3人で撮ろう」
若利の提案に乗り、タイマーをセットして隣に並ぶ。
初めての家族全員で撮った写真は、少しブレた微妙なものだったが、幸せな雰囲気だけは、きちんと写し撮られていた。
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咲耶 - 麗蘭さん» コメントありがとうございます！そう言ってもらえて嬉しいです！のんびり更新になるとは思いますが、また是非お越しください！ (2017年2月2日 23時) (
レス) id: f98cce10d6 (このIDを非表示/違反報告)
麗蘭 - 初コメです♪最高っすね〜！特に、木兎がヤバイww更新頑張ってください(￣^￣)ゞ (2017年1月29日 19時) (レス) id: ec41353617 (このIDを非表示/違反報告)
偽メカクシ団 - ｼｴ「ファイト！((о(>∀<)о))」空人「死絵、相変わらず可愛いですね」ｼ「キャァァ！？Σ(° Д° ) 空人いつからいたの！？」空「さっきからいました」ｼｴ「そ、そうなの(まるで黒●のバスケの黒●君みたい…)」←作者さんがﾊｲｷｭｰの次にはまってるアニメです (2015年4月12日 9時) (レス) id: 49a87a4f6c (このIDを非表示/違反報告)
咲耶 - 偽メカクシ団さん» ありがとうございます（´ω｀＃）自分のペースで頑張りたいと思います！ (2015年4月11日 9時) (レス) id: 99f977ff75 (このIDを非表示/違反報告)
偽メカクシ団 - ｼｴ「ありゃりゃ…そうなんだ〜…(´･ω･`)」よっすぃ〜(作者)『(可愛い〜…じゃあなかった)うーん大丈夫だよ、少しずつやればいいから』ｷﾄﾞ「(ﾖｼｻﾞﾜ…()の中が)そうだな少しずつ殺ればいいからな」よ『！？ｷﾄﾞ字が違う』ｷﾄﾞ「あ、つい」← よ『えっ』 (2015年4月10日 22時) (レス) id: 49a87a4f6c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：咲耶 | 作成日時：2014年9月23日 12時
