35巡目ーリクエスト ページ39
もうむり……はずいし……。
とりあえずその辺にいたトントンの体に頭埋めてます。
顔あかいの見られたくないし……
「とんとん、やって」
口の中でもごもごと言えば
tn「ほいほい。」
と頭を撫でられて。
…こいつ、手馴れてやがる
tn「はい、いくでー。
せーの」
『王様だーれだ!』
em「お、私ですね。」
sho「えみさんかぁ、おもろい命令してくれるんやろなぁ。」
em「やめてくれます!?ていうか面白い命令ってなに…!?」
kn「そりゃ、おもろい命令はおもろい命令やろ」
em「いや分からん……。
もう適当に行きますね?
8番が9番にあーん、みたいな感じで」
えみさんかあいい……。かあいい…。
tn「またA死んでるんやけど…」
rb「死にすぎやろww
あ、8番のロボロですぅ」
zm「それなw
あ、9番ゾムです〜」
rb「あ、エミさん。何食わせばええのー?」
em「あぁ、どうしましょう…。
Aさん、何かありますか?」
「んー……れいぞうこにプリンあるけど」
em「じゃあそれでお願いします。」
rb「おっけー。」
小さな体が奥に引っ込み、プリンを手に帰ってきた。
zm「ロボロちっちゃい子みたい…w」
rb「はぁ!?」
zm「ごめんてw」
rb「もー。…やろか、こっち来て」
少しむくれた様子のロボロ。その隣に、笑いながら座るゾム。
zm「んで、食べさせてくれんの?」
rb「命令やしなぁ。」
プッチンするタイプのプリンをプッチンせずに開けて、一口分掬う。
rb「ほら、口開けて。あーん」
zm「ん、あー……むぐ」
雛鳥のように口を開き、匙に乗ったプリンを食べる。それを美味しそうに味わえば、満面の笑顔になった。
zm「これめっちゃ美味いな!!ちょ、もう一口…!」
早く、と急かすように口を開ける。
rb「あー、待てって!
はいはい、あーん」
zm「あー…。うまぁ」
とても嬉しそうな顔。
目をキラキラさせながら、甘露を味わう。
それを見たロボロの顔も、綻んだ。
rb「んー、次食べよか。はい。」
といった感じで、何度も何度も口に運ぶ。
zm「んま……。もうこんだけかぁ」
気付けば、残りは僅か。
rb「はい、最後の一口な。
ほい、あーん」
zm「ん、あーん……」
そう言って、最後の一口を食べようとした。
その瞬間。
その甘露を逃すまい、と、深く口付けた。
口の中に含まれた甘いプリンが、二人の口で溶かされていく。
ゾムも、その快楽に溶けていったようだった。
rb「ごちそーさん。」
子供のように、笑った。
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神楽 - shp受け好きなので嬉しいです (2022年1月16日 15時) (レス) @page18 id: 85e6b27186 (このIDを非表示/違反報告)
シエル(プロフ) - コメントありがとうございます、お褒め頂き光栄です…!今後とも楽しく、心の癒やしになるような小説を書いていけるようにがんばりますのでよろしくお願い致します! (2020年12月11日 20時) (レス) id: f37e2354bc (このIDを非表示/違反報告)
ウタノ - コメ失礼します。文の書き方が大好きです。いつも心を潤してもらってます。作者様には感謝と尊敬しかないです、本当に。何回読んだことやら…ってくらいに読ませてもらってます。今後も応援するので、頑張って下さい! (2020年12月11日 18時) (レス) id: 21d60fdbb1 (このIDを非表示/違反報告)
シエル(プロフ) - 菜月さん» 感謝されるようなことはしていないのですが、暴れるくらい満喫してくださったようでなによりです…!!ここからもどんどん続いておりますので、楽しんでいただければ幸いです! (2020年11月14日 0時) (レス) id: c2f16bb4d1 (このIDを非表示/違反報告)
菜月(プロフ) - 7巡目、推しカプだったのでベッドの上で暴れてました 作者様とリクエストした人に猛烈に感謝してます (2020年11月13日 20時) (レス) id: 28570627a6 (このIDを非表示/違反報告)
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