【歌い手】なんで、どうして裏切ったの？【浦島坂田船】

第6話…志麻side ページ7

絶対嘘だって…


あいつがあんな事する訳無い



昼、いつも通りAを含め5人で飯を食おうとしてたら利佳って奴に話かけられた。


話があるって


おまけに一緒に食べようだ。


こう言う女正直面倒い。


断ればすぐ嘘の泣き真似、…


ただ今断ればこの後が面倒。


Aには申し訳ないけど、俺達は利佳と言う奴と一緒に飯を食べる事にした。


本当はAと食べたい。


いつもの様に楽しく食べたい。


利佳「じゃあ行こっかぁ」


こいつ絶対作ってる


裏では人の悪口ばっか言ってる奴だ。


言っとくけど、これで墜ちる男おらんよ。


坂田達も引いてるし。



俺達は利佳の後に着いて行く。


向かった先はいつも俺らが飯を食べている屋上だった。



う「え…どうしてここが、」


坂「僕ら以外の人は来てないのに…」


セ「ずっと見てたんですかね…」


志「怖すぎだろ…」



利佳「じゃぁ、まずお話ねぇ」


わざとらし…


利佳「実はりかぁ…Aちゃんにいじめられててぇ…」



は…？



う「いじめ……？」


志「ちょっと待てや、嘘つくにも程があるぞ」


セ「Aがそんな事する訳無いですって」


利佳「本当だってぇ…ほらぁ」


そいつの腕には沢山のあざや傷があった。


利佳「これ全部ぅ、Aちゃんがぁやったのぉ…ｸﾞｽｯ」


坂「ほんまに…Aがやったん…」


利佳「うん…」


俺は頭が真っ白になった


いつも人想いで優しいあいつがこんな事してるって…



坂「皆、少しAから距離おこ…」


う「え…でも……」


セ「本当に良いんですか…？」


志「………っ、」


坂「しょうがないやろ……」


利佳「りかもぉそれが良いと思うよぉ…」



そうして俺達はAから距離をおく事にしたのだ。

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