前世持ち【刀剣乱舞】

3話 ページ4

だれかに、よばれている

とてもなつかしい。ととさま、だろうか


「…おいで」


ととさま、ととさまが、よんでいる

いかないと


今剣「ぼくは、今剣！ よしつねこうのまもりがたななんですよ！ どうだ、すごいでしょう！」


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「今剣…僕の、子…」

今剣「とと、さま…。ととさま…？」

「っ、ああ…そうだよ。今剣、久しぶりだな」


汗でベトベトな僕の体に小さな今剣の体が飛び込んでくる

昔は、大きかったのになぁ


「汚れてしまう。離れなさい」

今剣「いやです。せっかくととさまに会えたんです。はなれません」

「…はぁ…。僕は今女人の体だ。ととさまではないよ」

今剣「では、かかさまとお呼びします」

「…うん、そちらのほうがいいな」

清光「ねぇ、主」

「なんだ、清光」

清光「鍛刀部屋詰まってるよ。早く出ないといけないんじゃない？」

「…確かに、そうだな。行くぞ、今剣」

今剣「…わかりました」

「清光も行くぞ」


僕は鍛刀部屋をでて、待っていた女生徒に「待たせた、すまない」と一言謝った


女生徒「い、いえっ！お気遣いありがとうございます！！」

今剣「…かかさまは、わたしませんよ？」

女生徒「へ？」

「いや、なんでもない。気にしないでくれ」

女生徒「は、はい…？」

「今剣、行くぞ」

今剣「わかりました！」

清光「主に迷惑かけないでよね」


頬を赤らめていた女生徒はポカンと口を開け「刀剣男子にも好かれるのか」と呟いた
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