サッカーなど私に出来ると思うかね【アレスの天秤】

サッカー盤ごっこのお時間 ページ49

稲森「まだ同点だ！ここから立て直していこう！」


佐久間「インペリアルサイクル発動！」


あっという間にゴール前まで攻められ


佐久間「これが帝国学園の…真の姿だ！」


海腹「え…？」


佐久間さんのシュートで
三点目を決められた

その後、思いっきり攻めあがる帝国に対して雷門は、体力の限界が迫り…というところで、監督から指示が出た


趙金雲「みなさーん！そろそろ行きますよーサッカー版ごっこでーす」


確か…決められた範囲の中でしかプレーしないで、体力を温存するやつだよね


日和「あれは…休憩を兼ねてのレクリエーションだったはず…」


『要は試合中だけど遊べばいいんだろ』


氷浦「それであってるのか…？」


趙金雲「大体正解でーす、じゃあ月ノ宮さん。あなたはゴール前をお願いします」


『えぇぇ！』


作戦を発動した雷門は、体が覚えている線の位置の中で動く
移動距離が短くなったことで、選手たちの体力がそこまで消費されなくなってきた


「雷門の選手が一定範囲内しか動いていない！これは、サッカー盤戦法とでもいうのか！？」


『実況さん正解！』


稲森「変なこと言ってないで、決めてくれ！」


あっすーからのパスを受け取る
ここは小僧丸の見せ場なんだけど…まぁいっか


『ルナティックドロップ！』


湿川「うわぁっ！ひぃぃ！」


「決まったぁ！」


…ここで、影山がシューズをオーバードライブモードにする
まだ御堂院Aさんの推しキーパーは出てこないみたいだ

何度でもいうぞ、私の推しはきっくんだからな！

とか、変なことを考えていると
帝国が攻めあげてきていた


寺門「ジャッジスルー！」


氷浦「うわぁぁ！？」


『ああああきっくぅぅん！？お前ぇェェ！！』


佐久間「そのまま攻め込め！」


『さぁせるかぁ！月光ヴェール！』


ボールを持った相手と自分を、ベールで包みこみ
その中で、光を起こし目をくらましている間にボールを奪う

相手はベールに包まれただけで何が起こったかわかんないって技だよ！


小僧丸「A！こっちにパスだ！」


『うるせぇっ！今パスしたら間違いなくどっか飛んでくから自分で決める！』


小僧丸「そのコントロールどうにかしろ！」


『ルナティック…』


不動「させるかよっ！」


飛び上がろうとしたところで、攻めあがっていたはずのあっきー先輩がスライディングでボールを奪ってきた

そしてそのまま、ゴールへ…


稲森「させるかぁぁ！」


『あっすーナイス！』


あっすーがボールを奪い、いったん試合が止まった

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