サッカーなど私に出来ると思うかね【アレスの天秤】

雷門中へ行くお時間 ページ5

稲森「FFに出るために雷門中に転校…島を出る……」


校長にあの話を聞いてから、一日が経った
みんな島を出る覚悟は決まったらしく、船に乗り込んでいる

私ですか？まだこの世界に来て三日目なんですよ、しかも家族とかいないし
だから未練とか一切ない、以上


『緊張してるの？』


稲森「ううん…楽しみなんだ……俺たちのサッカー取り戻すために、雷門中で頑張る！熱くなるだろ！」


『そうだね…』


楽しみねぇ…私結果知ってるから、そんなに楽しみがない


氷浦「あっちではFWをしてみたらどう？」


『…それ私に言ってる？』


氷浦「他に誰が居るの？
なんか詰まんなそうな顔してたから…ポジション変えてみたらちょっと違う試合ができるんじゃないかなって」


『貴利名くんは人の表情読むの上手いんだね』


いつの間にか隣にいた貴利名くん
可愛いって叫びたいんだけど、叫んだらのりかちゃんに苦笑いされるから叫ばない


氷浦「…その貴利名くんってのやめて」


『え、嫌だった？』


嫌だって言われたら死ぬ
今すぐ目の前の海に飛び込む


氷浦「…なんか名前呼ばれるたびに緊張するから」


顔が赤くなっている
それを隠そうと手の甲を顔に近づけている


『…か、かわ……かわいい…』


氷浦「可愛くない！」


「二人とも、いちゃつくなら別のところでやってよ
ね、ゴーレム？」


岩戸「氷浦くんと御堂院さんは仲がいいでゴスね〜」


「そういうことじゃないよー！」


『ハンちゃん、いちゃついてないよ
貴利名くん…きっくんを愛でてるんだ』


下の方でぴょんぴょん跳ねているハンちゃんを撫でながらなだめる


「お前にFWが務まるとは思えないけどな」


『小僧丸…きっくんの提案を無駄にするのは許さん』


さっき仲間になった小僧丸サスケ
こいつは美濃道三中戦あたりでいい奴になるから嫌いではないんだけど


小僧丸「足引っ張るなよ」


『お前こそ、その体系のせいで走れなくて「追いつけないよ〜」とか嘆くなよ』


小僧丸「そんなこと言わねぇよ！」


そんな平和な時間を過ごしながら、船は雷門中のある東京へと進んだ

そんなこんなで、雷門中へと到着した


『おぉー！ここが雷門中ー！』


無印の時とは結構違うけど雷門中なのに変わりはない！


氷浦「流石明日人以上のサッカーオタク…」


『そんなにサッカー好きなの私！？』


稲森「早く行こう！A、みんな！」


そうだよ早く行こう
杏奈嬢に会いにな！つくしちゃんにも会いたーい！

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