サッカーなど私に出来ると思うかね【アレスの天秤】

プレカ開封のお時間 ページ35

さっき買ったプレカを近くにあった公園のベンチに座りながら開封している


『5枚入り…これはあっちの世界でのグッズと一緒か…』


イナアレのグッズと言えば
プレカとライセンスカード買って野坂さん出まくってキレた事がある

ちなみに、その後野坂さん推しの友達にきっくんとタツヤくんと交換してもらったよ


……懐かしいなぁ
もう友達にも会えないのかな…あの宗教に騙された友達大丈夫かな


私が死んだら私の持つ灰崎グッズ全部あげるよって言ってきた友達、いい加減私がきっくん推しだってわかってくれたかな…


吉良｢おい、どうした？｣


『いや、ヒロト推しの友達が
｢ヒロトくんがタツヤくんに｢俺はお前の夢の助っ人だからな｣って言うの超絶エモくない！？｣って言ってたの思い出しただけ』


吉良｢そんなこと言ったことねぇけど…｣


そりゃそうだよね、今はまだ雷門中戦の前だし
ってかいい加減気づけや、私が雷門サッカー部だって


『さて、誰がでたかな……貴方はこの世界でも私に付きまとうのね野坂さん』


1枚目は野坂さん
これ、つくし先輩がまだ持ってない新絵柄のやつだ…


『お、2枚目吹雪だ…相変わらずきれいだな』


吉良｢誰｣


『病み期が多すぎた元多重人格者』


間違ってないと思うんだ


吉良｢3枚目…こいつお前のともだ…｣


『きっくん！！！！！
見てヒロト！私の推し！愛してる人！めっちゃ可愛い！』


吉良｢そのテンションうぜぇよ…ッチ

で、4枚目は？｣


『んっとねぇ…タツヤくん！
で、5枚目がぁ…』


タツヤくんを後ろに回して、5枚目を見ると
そこには、今現在私の隣にいる人が写っていた

何気神パックですねこれ


吉良｢…俺だな｣


『ヒロトだねぇ……いる？』


吉良｢いらねぇよ、何が嬉しくて自分のカード持ってねぇといけないわけ？｣


ヒロトも一つ買っていたので、隣で開封を始めた

一通り5枚見ると、1枚だけ取って残りの4枚は私に渡してきた
ちなみに、灰崎、西蔭、なえちゃん、アツヤだった

やったねゴッデビとトリプルブリザードが揃ったよ


吉良｢これ以外いらねぇからやる｣


『え……何そのカード、推し？』


吉良｢推しって何かわかんねぇけど…とにかくこれ以外いらねぇ｣


私と目を合わせてくれないヒロトから、カードを奪った


吉良｢なっ……返せ！｣


『やーだねっ！お前の推しが誰なのか知るまでは…って、これ私じゃん』


顔を真っ赤にしたヒロトが私からカードを奪い返した


吉良｢っるせぇなぁ…｣


『うわ、可愛い』

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