雑談のお時間 ページ17
吉良「て、テメエ…体力底なしかよ…」
『お前がばてるの早いだけじゃない？』
あの後、スライディングとかでボールを奪い
ヒロトから逃げ回っている
『一回休憩する？』
吉良「はぁ…はぁっ…そう、するか」
公園のベンチに座り、飲み物を買ってヒロトと休憩している
『まだ誰もメッセージ見てない…』
吉良「んだよ、テメエ…迷ったって…迷子かよ」
『ドリブルしたまま走ってたら迷っちゃって…』
吉良「だっさ…その年で迷子とか」
『うるさいなぁ…ホントは近場で自主練するつもりだったの
私ボールコントロール力が皆無でさー…大好きなきっくんにも怒られちゃった』
吉良「ふーん…さっき俺にボールを当てそうになったのもそのせいか？」
『そうだよ、根に持ってるだろお前！』
手に持っていたサッカーボールをヒロトに投げる
吉良「っぶねぇなぁ…だったら俺が教えてやるよ
…家の中で一人でやんのも飽きたからな」
最後は小さな声すぎて聞こえなかったけど
暗い表情のおかげで、大体内容は分かる
『ねぇ、もう一回名前聞いていい？』
吉良「…ヒロト、吉良ヒロトだ」
『何で教えてくれなかったの？』
吉良「俺が吉良財閥の御曹司だって知ったやつは、俺とまともにサッカーしてくれねぇからな
どいつもこいつも…俺を俺として見ねぇんだよ…親父もな」
『…くだらない
言っておくけど、私知ってたからね。君が吉良ヒロトだって』
事実を言っただけ
それなのに、ものすごく驚かれた
吉良「…そうかよ」
『でも私、手加減なんかしてなかったよ？
普通にスライディングしたし、逃げ回って疲れさせたし…』
吉良「ボールも当てそうになったな」
『根に持つなって
…私が一緒にサッカーしてたのは吉良財閥の御曹司じゃなくて
ただのサッカー大好きな吉良ヒロトだと思ってたんだけど』
吉良「…変な奴」
『それ杏奈ちゃんにも言われた…』
ヒロトは立ち上がり、私を見下ろした
吉良「俺の連絡先」
『はい？』
吉良「教えてやるから、練習したいとき連絡しろ
暇だったら付き合ってやるよ」
『…ヒロトも暇なら連絡して来いよ？』
吉良「気が向いたらな」
連絡先を交換すると、ヒロトは公園の出口に向かった
吉良「あぁ、そうだ…それ機内モードになってるぜ」
『へ？…あぁ！ホントだ！』
機内モードを解除すると
「今どこ！？」のような内容のメッセージが100件を超えていた
『待ってヒロト！雷門中の近くまで送って！』
吉良「はぁ！？」
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るはこ - とっても面白かったです！ヒロトや氷浦がとっても可愛いです！ (2020年12月8日 22時) (
レス) id: c60a472fe3 (このIDを非表示/違反報告)
色欲の罪ムギ(プロフ) - とても面白かったです！これからの展開や主人公の今後の絡みも楽しみです！更新頑張って下さい!!応援しています！ (2019年5月2日 0時) (レス) id: 767de012cb (このIDを非表示/違反報告)
紅想華 - 凄く面白かったです！ヒロトや野坂くんとの絡みドキドキしちゃいました！これからの展開がすごく楽しみです(^ ^)頑張ってください！ (2019年5月1日 23時) (レス) id: 2fd3e4689f (このIDを非表示/違反報告)
天馬大好き! - めっちゃおもしろいよ!!これからも頑張ってください!応援していますよ!! (2019年5月1日 6時) (レス) id: 5e52d1ba8f (このIDを非表示/違反報告)
棒人間 - おおお……おもしろい！完璧に私好みですわ最高！これからも頑張って下さい！応援しています！ (2019年5月1日 0時) (レス) id: 804948c577 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：天空の巫女 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/TENMIKO/
作成日時：2019年4月27日 18時
