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一織side
「そういえばらっしー、さっき言いかけてたいおりんの鞄の兎って何？」
「四葉さん、私たちも早く買って帰りましょう」
せっかく話がそらせたのに何戻そうとしてるんですか四葉さん
「一織の鞄？兎？」
七瀬さんも聞かなくていいですから…！
『…？あぁ、あれか
あのね、この前和泉の鞄から黒と白の兎の人形が見えてたんだよね
多分ストラップかなんかだと思うんだけど…何だっけ、ロリポップキャンディーみたいな名前の奴』
「だからロップちゃんですってば！全然かすってないですよ」
「ロップちゃん…？それってあの可愛い兎の奴だよな…
一織の嫌いな物ってかわいいものじゃなかったっけ？」
「うるさいです七瀬さん、黙っててください」
「何言ってんだよ、一織は…」
兄さんが恐らく私にとって不都合なことを言おうとしたとき
『あの兎って兄貴が好きなんですよね、和泉が言ってましたけど』
五十嵐さんの言葉にその場にいる全員が固まった
多分七瀬さんは兄貴って誰だろう見たいな感じのことで固まっているんでしょうけど
「え？ロップちゃん好きなのはオレじゃなくて…」
「…兄さん」
話を合わせてください兄さん…このままじゃ私のイメージが…
「…うん！オレロップちゃん大好きなんだ！」
『流石兄貴！可愛いうえに可愛いものが好きだなんて！
でもなんで和泉が持ってたんですか？』
「一織の鞄に間違えて入れちゃった！」
『ドジな所もかわいいです兄貴！』
「ねぇ、三月の妹なのこの人」
我慢ができなくなったのか、七瀬さんが五十嵐さんに質問した
心の中で答えておきましょう。違います
「ちげぇよ、こいつとは最近知り合ったんだ」
「え！でもすごい仲いいよね？」
『兄貴との出会いの話をしましょうか、名も知らぬ人よ』
「な、名も知らぬ人？」
『だって初対面じゃないですか、七瀬さん』
「名前知ってるじゃん！」
『さっきから和泉が七瀬さん七瀬さんって言ってる！』
「一織！」
「なんで私が怒られているんですか！？」
確かに兄さんと五十嵐さんが知り合った原因は知りたい…
「でもここじゃお客さんの迷惑になるから、ちょっと移動しような
オレもうちょっとで終わるから」
『はーい！じゃあ私も決まったのでお会計しまーす！』
「おう、どれにする？」
四葉さんも決まったらしく会計に向かった
「そういえば、あの人一織の友達？」
「違います」
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あー - 一織かっこよすぎ！凄く感動しました！！これからも頑張ってください！ (2019年4月28日 22時) (
レス) id: f61b58d8b0 (このIDを非表示/違反報告)
天空の巫女(プロフ) - 1.9さん» ありがとうございます！一織のキャラいまいち掴めてなかったので心配でしたが、そう言っていただけると嬉しいです！ (2019年4月3日 9時) (レス) id: 65781b15d9 (このIDを非表示/違反報告)
1.9 - 一織最高…!とっても面白いです!!これからも楽しみにしてます!頑張って下さい (2019年4月3日 8時) (レス) id: 47aa25969b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：天空の巫女 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/TENMIKO/
作成日時：2019年4月1日 15時
