Don't like3 ページ5
一織side
気づくべきだった…
ケーキを買いに行くといった時に、会わせたいと言っていた人の特徴…
「ちいさくてかわいいケーキ屋にいる人」なんて兄さんしかいないのに…！
「で、今日は何しに来たんだよ五十嵐」
『ケーキ買いに来ました！あと兄貴に会いに来ました！いい加減名前で呼んでください！』
「はいはい。A〜」
『わーい！三月の兄貴〜！』
「結局兄貴じゃねぇか！」
何でこの二人はこんなに仲がいいんですか？
いったいこの二人に何の共通点が…
「あー！らっしーだ！」
『うん？その未確認動物みたいな渾名で呼んでくるのは…たっくーん！』
「今日いおりんと喋ってたよな！何喋ってたの？」
『えっとね、和泉の鞄の中にあった兎の…』
「あぁぁ！！五十嵐さん、ケーキを買いに来たなら早く買って帰ってください！
兄さんと話し続けていられると営業妨害です！」
「いや別にオレはいいぞ？今お客さんお前らしかいないし」
「というかなんで兄さんいるんですか！」
「暇なら手伝えって両親がな〜」
何でこの日に限って五十嵐さんが来るんですかぁ…！
「ねぇらっしー、いおりんに何かした？」
『してるわけないだろ、する勇気無いわ』
「じゃあらっしーがいおりんに嫌われてるんだな」
『たっくんってそういうことをさらっと言っちゃうから結構好きだよ』
「ありがと」
『褒めてないよ』
四葉さんも仲がいいみたいですし…
この場で五十嵐さんのことあんまりよく思ってないの私だけってことですよね
ケーキを選びながら兄さんと四葉さんと話す五十嵐さんを、余計なことを言わないかとハラハラしながら見ていると
お客さんがやってきた
「あ、いらっしゃいませー！」
「ほら五十嵐さん、お客さん来ましたからさっさとケーキ選んで帰ってください」
『和泉、お前の私への警戒心どうにかならんの？』
「一織ー！環ー！迎えに来たぞー！」
「お、陸じゃん。いらっしゃいませー」
「なんで七瀬さんなんですか！！」
この状況から救ってくれる神かと思えばただの七瀬さんじゃないですか
「なんでとは何だよ！せっかく迎えに来てやったのにー！」
「頼んでません、七瀬さんのせいで状況が悪化しますので今すぐ帰ってください」
「なっ…生意気…！可愛げがない！」
「貴方に可愛いだなんて思われなくていいです。帰ってください」
涙目になってるのが可愛…いいえ、そんなこと思ってないです
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 121人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あー - 一織かっこよすぎ！凄く感動しました！！これからも頑張ってください！ (2019年4月28日 22時) (
レス) id: f61b58d8b0 (このIDを非表示/違反報告)
天空の巫女(プロフ) - 1.9さん» ありがとうございます！一織のキャラいまいち掴めてなかったので心配でしたが、そう言っていただけると嬉しいです！ (2019年4月3日 9時) (レス) id: 65781b15d9 (このIDを非表示/違反報告)
1.9 - 一織最高…!とっても面白いです!!これからも楽しみにしてます!頑張って下さい (2019年4月3日 8時) (レス) id: 47aa25969b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：天空の巫女 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/TENMIKO/
作成日時：2019年4月1日 15時
