Don‘t like35 ページ37
五十嵐が日本を飛び立ってから、数年後
「おい一織ー！お前宛に外国から手紙来てるぞー？」
三月は、手紙を片手に一織を呼びだした
「はい、兄さん…それ……貸してください！」
「お、おう…誰からなんだ？」
「…五十嵐さん……！」
「Aから！？」
「はい、お願いしていたので…まさか本当に最低限しか送ってこないとは思いませんでしたが」
内容は、治療が無事完了したというものだった
帰国はもう少し後になるらしい
「よかった…本当に…」
「おいおい…なんで泣いてるんだ一織…」
その数日後にもう一通届いた
以下がその内容だ
＜やっほー元気かい和泉くん
前回送った治療完了の手紙は読んでくれたでしょうか？
割と忙しくてね、手紙中々書けなかった
しかーし！和泉に朗報！
私、五十嵐Aは！8月15日、自分の誕生日に帰国しまーす！
お土産とかは何選んでいいかわかんなかったから無し！すまんな！＞
「…彼女らしい手紙だな」
「うわーいおりん手紙読んでニヤニヤしてる…気持ち悪」
「…嬉しいんだからいいじゃないですか」
「そうだよ環くん、それよりも仕事だから行くよ」
四葉は逢坂に引っ張られて寮を出て行った
「あと1週間…本も読み終わってしまったし……」
「あー！一織のやつなんか手紙読んでる！」
「うわっ七瀬さん…」
「誰からだよー…五十嵐さんだ！何、文通とか今する時代じゃなくない？」
「放っておいてください
早く帰ってこないかな…」
「うわぁ…一織怖い……って、今日これから仕事だぞ！」
「わかってますよ。早く行きましょう」
「お前を待ってたんだよ…準備万端のくせに…！」
日が過ぎるのはあっという間で
もう1週間が過ぎようとしていた
「おーい一織！今日オフだろ？環とオレもだから一緒に出掛け…あれ？どっか行くの？」
「七瀬さん…はい、今からちょっと」
「ふーん…オレも行っていい？」
「やめたほうがいいですよ。結構待つことになりますから」
「そっかぁ…行ってらっしゃい」
「はい、行ってきます」
一織は、空港に向かうため足早に寮を出た
空港に着くと、五十嵐が日本を出たときとは違い人がたくさんいた
「この中から五十嵐さんを探すんですか…」
もう空港についていてもおかしくない時間だ
五十嵐を探して周りを見ていると
後ろから目を塞がれ
『だーれだっ』
一織の一番聞きたかった声が聞こえた
「…五十嵐さん」
『ただいま、和泉』
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あー - 一織かっこよすぎ！凄く感動しました！！これからも頑張ってください！ (2019年4月28日 22時) (
レス) id: f61b58d8b0 (このIDを非表示/違反報告)
天空の巫女(プロフ) - 1.9さん» ありがとうございます！一織のキャラいまいち掴めてなかったので心配でしたが、そう言っていただけると嬉しいです！ (2019年4月3日 9時) (レス) id: 65781b15d9 (このIDを非表示/違反報告)
1.9 - 一織最高…!とっても面白いです!!これからも楽しみにしてます!頑張って下さい (2019年4月3日 8時) (レス) id: 47aa25969b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：天空の巫女 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/TENMIKO/
作成日時：2019年4月1日 15時
