Epilogue ページ38
一織side
「ほら、また会えましたよ」
『よくスケジュール開けられたよねー最近忙しいでしょ、アイドリッシュセブン』
「おかげさまで
もうすぐアイドリッシュセブンでライブがあるんです」
『知ってる、あと何だっけ…10月のハロウィンのイベントで狼少年やるんだっけ？』
「言わないでください…」
『似合ってるんじゃない？わんわん言ってる和泉もかわいいと思うけど』
「そういうのは七瀬さんとか兄さんの仕事のはずなのに…」
楽しそうに笑う五十嵐さん
もう、私の嫌いなあの悲しげな表情は見なくて済むんですね
「あ、そうだ…本返しますね」
『ちゃんと覚えてたんだな、偉い偉い』
「何ですかその上から目線…あれ……ない…忘れてきた…」
『…課題はやっても忘れたらだめなんだぞ』
「わかってます…ごめんなさい」
『まぁいいけどねー
じゃあ今度遊ぶときに返してよ』
「約束するための口実にされた気がするんですけど…」
『よくわかったねー大正解！』
話しながら空港を出た
久しぶりに見る彼女の笑顔は、やっぱり眩しい
「五十嵐さん」
『んー？何ー？』
私より少し先を歩く五十嵐さんに声をかける
数年間…彼女を待っている間ずっと聞きたかった
「今なら、貴方を好きになってもいいですか」
『…和泉？』
「今なら、私は貴方を好きになっても悲しくなりません
だから、好きになってもいいですか？」
『ちょっと待った…いや、待って…お願いだから待って』
「どうなんですか？ダメって言っても無駄ですけどね
数年前からずっと好きなんですから」
『お前はなんでそんなことを恥じることなく言えるんだい！？』
五十嵐さんの肩を掴んで、逃げられないようにする
「早く、答えてください」
『うぅ〜…わかった！好きになっていいから…』
「そうですか
…五十嵐さん、私は貴方が好きです」
『改めて言うな〜！』
顔が赤いのを隠したいらしいが、私が肩を掴んでいるせいで手が使えない
『…なんて答えたらいい？』
「貴方の嫌いな嘘をつかずに答えてください」
私の言葉を聞いて覚悟を決めたのか、私の眼を見て答える
『…和泉のこと、私も好きです……恥っず…』
「はぁぁ……」
『ちょ、何膝から崩れ落ちてんの！？』
「恥ずかしかった…」
『じゃあ何でやった！？』
私に視線を合わせるために屈んだ五十嵐さんに抱きつく
もう、2度と離したりしない
「大好きですよ、A」
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あー - 一織かっこよすぎ！凄く感動しました！！これからも頑張ってください！ (2019年4月28日 22時) (
レス) id: f61b58d8b0 (このIDを非表示/違反報告)
天空の巫女(プロフ) - 1.9さん» ありがとうございます！一織のキャラいまいち掴めてなかったので心配でしたが、そう言っていただけると嬉しいです！ (2019年4月3日 9時) (レス) id: 65781b15d9 (このIDを非表示/違反報告)
1.9 - 一織最高…!とっても面白いです!!これからも楽しみにしてます!頑張って下さい (2019年4月3日 8時) (レス) id: 47aa25969b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：天空の巫女 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/TENMIKO/
作成日時：2019年4月1日 15時
