Don‘t like22 ページ24
一織side
結局カラオケに連れてこられてしまった
受付などは全て五十嵐さんが済ませたらしい
『和泉ーモンジェネ無いの？』
「まだデビューもしてないんですからあるわけないでしょう」
『「Dancing∞BEAT!!」は？』
「さっきと同じこと言わせる気ですか」
鼻歌でDancing∞BEAT!!を歌いながら、機械を操作して曲を選んでいる
…でもまぁ、いいのかもしれない
今、メンバーの顔を見れる気がしないから
『よし、SECRET NIGHTにしよう』
「貴方ってアイドル好きなんですか？」
『妹が好きなの。だからアルバムとか沢山あるよ〜
今はアイナナのシングル待ち！って言ってたけど』
待っててくれてる方はいるんですよね…
考え事をしていると、音楽が流れだした
思いの外五十嵐さんは歌が上手い
『低くないかTRIGGER…』
「アイドリッシュセブンもそんなに変わらないですよ」
『そうなの？じゃあ歌ってよ
アカペラで！さっき言った2曲だけならフルで歌えるよ！』
「なんで貴方とデュエットしないといけないんですか…」
私は押しに弱いらしく、2人でMONSTER GENERATIONを歌っている
この人の声…七瀬さんみたいで、聞いていて心地がいい
『さて、和泉』
「何ですか」
『今日ここに来た目的を果たさないといけないからね
和泉、昨日何があったの？』
さっきまでの楽しそうな声から真剣なワントーン低い声になった
『事務所的に言えないことは言わなくていい
…言える範囲で、和泉に何があったのかを教えて』
「…それを聞きたくてカラオケに？」
『人がいるところじゃ弱音吐かないだろお前
だから個室に連れ込んだ！悪いか！』
「えぇ悪いですよ、言い方が」
過干渉だ
この人はいつも私の心を侵食しに来る
悪い気はしていないのが不思議だ
「昨日、ミュージックフェスタでメンバーの体調が悪くて…
何かあったらこうしなければと考えていたら、歌いだしを忘れてしまったんです
その時歌い忘れていなければ…今頃アイドリッシュセブンとして活動しているはずだったんです…
四葉さんだって、MEZZO"じゃなくてアイドリッシュセブンとしてデビューできたんです」
声が震えているのがわかる
五十嵐さんは、何も言わずに頷いているだけだ
「…私のせいで……私が至らなかったばかりにみんなの夢を潰してしまった
私がアイドリッシュセブンが日の目を浴びるチャンスを手放してしまったんです…」
『うん…そっか…ごめんね和泉、私は君を慰められない』
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あー - 一織かっこよすぎ！凄く感動しました！！これからも頑張ってください！ (2019年4月28日 22時) (
レス) id: f61b58d8b0 (このIDを非表示/違反報告)
天空の巫女(プロフ) - 1.9さん» ありがとうございます！一織のキャラいまいち掴めてなかったので心配でしたが、そう言っていただけると嬉しいです！ (2019年4月3日 9時) (レス) id: 65781b15d9 (このIDを非表示/違反報告)
1.9 - 一織最高…!とっても面白いです!!これからも楽しみにしてます!頑張って下さい (2019年4月3日 8時) (レス) id: 47aa25969b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：天空の巫女 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/TENMIKO/
作成日時：2019年4月1日 15時
