lie.18 ページ22
日は進みライブ当日
舞台袖から観客を見ている
『うわぁ…人いっぱい…』
城崎「これが全部Knightsのファンだと思うと嫌になっちゃうよね…」
朱桜「そうでもありませんよ。SNSなどを見てみると、「謎のユニットMendax」というものが気になった方もliveに来ているそうです」
『へぇ…物好きもいるんだねぇ…』
城崎「よかった、効果あったんだ」
『待て、なんていった?』
城崎「Aの曲を何曲か歌ってみたで動画サイトに投稿してたんだ」
『お前何してんの?いや別にいいんだけど何してんの?』
知らない間に相棒が歌い手になってたんだけどどうしよう
瀬名「仲良くおしゃべりしてないでよねぇ…ほら、早く出るよ」
『わかってる…行くぞ』
ライブが始まった
聞こえるのは、歓声と戸惑いの声
月永「俺たちのライブに来てくれてありがとう!楽しんでいってくれよ!」
瀬名「俺たちだけじゃなく、今日はお客さんが来てるからそっちにも注目してみてね」
瀬名泉がこっちに視線を集めてくれる
今まで浴びたことのないほどの視線に頭が真っ白になった
城崎「…A?大丈夫?」
『…ふぅ……大丈夫だよ…任せてよ』
城崎「…!…うん!お願いね!」
『瀬名先輩、紹介ありがとうございます!
初めまして会場の皆さん。今日は皆さんの笑顔を全員分見るために来たんだから、楽しんでいかないとダメですからね?』
「ねぇ、あの女の子結構好みかも…」
「歌ってみたの子とは違うみたいだけど声もかわいいよね」
城崎「(すごい…お客さんの興味を引いたのはもちろんなんだけど
瀬名くんに対して先輩って言った…敬語使った…嘘……)」
凛月「ろくなこと考えてない気がするんだけど」
朱桜「凛月先輩、liveに集中してくださいね」
ある程度挨拶をして曲が流れだす
最初はKnightsが自分たちの曲を歌って流れを作る
次に私達
彩斗が(勝手に)歌ってくれてた曲を中心に歌う
今歌ってる曲は私のソロパートが多い
『〜♪〜♪〜♪』
城崎「(あぁ…やっぱり蓮さんにに似て上手いなぁ……似てるのに…どこか違う声)」
「…あの子かっこいい………」
「ホントね……楽しそうに歌ってる…!」
「歌ってみたの子目当てで来たけど…あの子の方が好きかも」
「ねぇ、このユニットの名前なんだっけ?」
間奏に入ったタイミングでこの声が聞こえてきた
『さぁ、私たちの名前を呼んでみてよ』
城崎「僕らはMendax!嘘つきが最高の夢を届けるよ」
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作者名:天空の巫女 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/TENMIKO/
作成日時:2018年11月13日 18時