【文豪ストレイドッグス】人虎と変人と理想主義者に囲まれてるので助けを求 (ページ30)

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～江戸川「早く解決して帰って君にお仕置きしなきゃね」『太宰さん助けてください！！ボクの生死が問われます！！』太宰「昔に戻るほど怖いの…？」～ページ30

「そこまで言うなら見せてもらおうか。その能力を」

江戸川「最初から素直に頼めばいいのに」

「ふん。なんの手がかりもない難事件を相手に、大した自信じゃないか。60秒計ってやろうか？」

江戸川「そんなにいらない
異能力＿＿超推理」

『…あぁ、この人そういうこと』

太宰「Aも気づいたみたいだね」

『太宰さんがそれしてるのにこれってことは…ね』

　
　
江戸川「なるほど

犯人は…
　
　
　
　
　
　
　
犯人は君だ。杉本巡査」

杉本「！！」

「馬鹿言え！だいたいこんな近くに都合良く犯人がいるなど…」

江戸川「言わなかったっけ？どこに証拠があるかも分かるって。拳銃貸して」

杉本「馬鹿言わないでください！一般人に拳銃を渡したら…！」

「杉本、見せてやれ！納得すれば帰るだろう」

江戸川「いくらこの町でも、素人が銃弾を補充するのは容易じゃない。」

「お前が犯人のはずない！早く銃を見せろ！」

『一寸黙ってなよ刑事さん
今、君が急がせても結果は変わらないんだからさ』

それにあの可愛かった乱歩さんがかっこよくなってるんだから黙ってて

その間に杉本君が銃を構えた

「杉本！！」

太宰「敦君、行け！」

中島「え！？」

なんだかんだで取り押さえました(雑)

江戸川「犯行時刻は昨日の早朝。場所はここから140m上流の造船所跡地
そこに行けばあるはずだ。君が被害者を殺した証拠が」

「続きは職場で聞こう…。お前にとっては「最後の職場」になるかもしれんが…」

　
　
　
　
　
　
　
　
　
杉本「彼女はある政治家の汚職事件を追っていました

そこで予想外にも、大物議員の犯罪を示す証拠を入手したんです
しかし議員は警察内のスパイを使ってその証拠を消そうとしました」

江戸川「そのスパイが君という訳だね？」

杉本「昔から警察官に憧れていました。

試験に3度落ちて、諦めている時に男に声を掛けられました
僕は議員に命じられて、証拠を消そうと…」

「それでお前は議員の犬として山際を殺したのか！？」

杉本「違います！自分は彼女に警告を…！このままでは消されるから、証拠を手放せと…しかし彼女は…」

『五月蠅い』

杉本「え…」

『何がどうであろうとお前は彼女を殺した
それが故意だったとしても、偶然だったとしても殺したことに何一つ変わりはない

その真実に言い訳なんかするんじゃねぇ！！！
言い訳なんかしても彼女が戻ってこないのは”ボク”にだってわかるから…』