【文豪ストレイドッグス】人虎と変人と理想主義者に囲まれてるので助けを求 (ページ26)

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～中島「僕はマフィア側の時の貴方も好きですよ！」『白髪美少年、本編では君知らない設定なんだから』～ページ26

中島「やめろ！！」

焦った顔で白髪君が探偵社に乗り込んできた

国木田「これだから襲撃は嫌なんだ。業務予定がまた大きく狂ってしまう…」

『全部こいつらに弁償させます？』

国木田「金は如何にかなっても近所からの苦情はどうにもならんのだ！！」

『わーお…こわー』

ボクの語彙力が小学生並みになるくらいには怖いです

与謝野「今回、近所からくるクレームにお詫びの品を用意して挨拶に行くのは国木田君の番だからね」

中島「(特殊部隊並みの戦闘力を持つ、ポートマフィアの武闘派って・・・あれー・・・？)」

『如何したの白髪君、顔真っ青だよ』

中島「いや…自分莫迦だったなぁって……って！僕の名前を忘れないでください！！」

『えーボク莫迦だからわかんなーい』

自分でもこれは恥ずかしい

中島「な・か・じ・ま・あ・つ・し！！」

『はいはい、敦ね』

やっと名前わかりましたよコンチキショウ

宮沢「国木田さん、こいつらどうします？」

国木田「窓から捨てとけ」

宮沢「わかりました！Aさんも一緒にやりましょうよ！」

『わかった、この片眼鏡の爺さんだけはボクが投げる』

中島「(ポートマフィアより、この探偵社の方がぶっちぎりで物騒じゃん…)」

『おらぁ！！ハハッ！短い寿命が縮んだな爺さん！！！』

中島「この探偵社で一番恐ろしいのはAさん…？」

『おっと、ボクのテンションはこんなんじゃないよね……
老い先短い老人だとて手加減はしません…行きなさい』

中島「今更過ぎる！？」

ごめんね、ちょっと広津を見ると性格が歪む病気でね
え、元々歪んでるって？
君後で探偵社裏来る？来るよね？

国木田「さっさち片付けを手伝え、小僧！全くこの忙しいのにフラフラと出て行きおって…
貴様にできる事を考えろと言っただろうが。まぁお前にできるのは片付けくらいだろうが」

中島「……そっか…。あははは…」

『え、敦…？』

国木田「貴様、ヘラヘラ笑ってる暇があったら…なんだお前、泣いてるのか？」

中島「泣いてませんよ！！」

『……なんかわかるなぁ…』

きっと彼が泣いたのは、此処の人たちが自分を必要としてくれていたから
自分の居場所があったから

ボクも…同じ理由だったよね

『泣いてるでしょ…泣くしかないもの』

国木田「あぁ…今日だけで新人を二人も泣かせるとはな……」

『だって此処、暖かいんですもん』

もう、交代しよっか
ボクは十分楽しんだよ

君も楽しんでね