【文豪ストレイドッグス】人虎と変人と理想主義者に囲まれてるので助けを求 (ページ16)

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～『芥川に質問、君にとって私とは？』芥川「太宰さんと同じく、僕を認めてくれなかった方です」『誠に申し訳ありませんでした』～ページ16

『兎に角私は帰りたい』

芥川「そうですか……残念です」

『あと1時間ぐらいは居ようかな』

彼に耳と尻尾が見えてしまったら帰れるわけないでしょ？(謎の逆ギレ)

芥川「では、幾つか質問してもよろしいですか？」

『よぉし、来い！』

芥川「代継さんは前まで、自分の事を「ボク」と云っていたと思うのですが…」

『人間気の迷いだってあるさ』

芥川「目の色が違いませんか？」

『あれだよ、誰かの目と入れ替えた(大嘘)』

芥川「流石です」

『咎めて！？』

思うんですけど、芥川って純粋すぎませんか？
流石に目交換はしてないよ
どんなホラー映画ですかな

芥川「異能力…意思灯籠は、あの程度の攻撃力ではなかったはずですが」

『…？異能力に関しては私もよくわからなくてね…若しかしてどんな能力か知ってるの？』

芥川「はい…意思灯籠は感情で動く能力
考えたことはありませんか……無感情はどうなるのか…と」

『無…感情』

確かにそうだよね
感情がはっきりしているときは効果がわかるけど
「無」って何なんだろ

芥川「代継さんの異能は僕の異能と同じように幾つかの種類があります
主なものが、極(きわめ)と無(ゼロ)」

『何か物騒だなぁ…』

芥川「無感情の時に発動できるのが無です……発動が難しい分威力は凄まじく
自分では制御ができなくなる…そんな力だと聞いています」

『聞いています…？中原君の話だと、君は私の部下だったらしいけど』

芥川「その通りですが…基本代継さんは太宰さんと行動していました
無による暴走を、太宰さんの異能によって制御するために」

『そんな頻繁に暴走してたんだねー私って』

芥川「前は今のように感情豊かでは無かったと記憶しています」

『なんということでしょう』

此処までいろんな情報を突き付けられたら、いい加減察しが付くというもの
探偵社側の私と＿＿＿

　

　
＿＿＿＿ポートマフィアのボクがいる

芥川「代継さん…？」

『………あれ、龍…ボクとは久しぶりかな？』

「ボクとは」を強調すると、龍は困ったよに首を傾げた

芥川「……僕にはもうわかりません」

『だろうね……で、誰が感情豊かじゃないって？』

多重人格だと意識してみたところ、少しずつ記憶が維持できるようになった

芥川「…代継さんです」

『素直でよろしいわけがないでしょう？』

芥川「すいません…」

『怒ってないよ…気にしないでね』