第2戦 ページ13
私は2戦目のフランス大会へ来ていた。
今回昌磨は違う大会に出るので私1人だ。
あのあと私はまったく口を聞いていない。
だから私にとっては都合が良かった。
昌磨のいった通り、あのあともただただ跳び続けた私はまったく跳べることはなくまた大会に来てしまった。
ショートプログラム
美穂子「Aならできる。思い切ってやってきなさい。」
美穂子先生にそう送り出されて大歓声の中深呼吸を繰り返しながらリンク中央へ向かう。
音楽が流れ始めるが私の心は不思議と冷静だった、いや集中していなかったの方が正しいかもしれない。
またしても失敗ばかり。ジャンプはひとつも成功しなかった。
でも滑り終わり、最後のポーズを取ったあとも不思議と悔しくなかった。
ああもう終わりなのかな。そう思った。
今、もう私には闘志がない。
闘志がないということはアスリートとしての終わりを示している。
少し前の練習では負けたくないという闘志があったはずなのに自分の気持ちは忙しいなと思っていたら笑えてきてしまった。
私のショートは12位。つまり最下位発進だった。
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翔夏(プロフ) - まちさん» ありがとうございます!気まぐれ更新ですがよろしくお願いします! (2019年4月2日 20時) (レス) id: 5c3465a8f7 (このIDを非表示/違反報告)
まち(プロフ) - あと一歩表彰届かないところがリアルでした!面白いです。続きが気になります。 (2019年3月31日 18時) (レス) id: fade814303 (このIDを非表示/違反報告)
翔夏(プロフ) - かなさん» 先ほど気づいて修正しました。ご指摘ありがとうございました。 (2019年3月4日 23時) (レス) id: 5c3465a8f7 (このIDを非表示/違反報告)
かな - 編集画面をよく読みオリジナルフラグをお外し下さい違反です (2019年3月4日 23時) (レス) id: d5d073bdf0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:翔夏 | 作成日時:2019年3月4日 23時