Story 8 ページ9
向かいの坂道から自転車を押しながら歩いてきたのはAだった。
やっぱり風邪というのは嘘だったらしい。
なにもなかったようなけろっとした顔で立っているから安心する。
自分でも驚くくらい、ほっとしていた。
「A〜〜〜!!!!!!!何してたん?心配した〜〜〜!!!!」
「えへ、ごめんね」
なんだろう、いつもと少し違う。
気のせいかもしれないけど、なにかが違う気がした。
仕草表情言葉……
なにが、違うんだ?全てかもしれない。
「どうせなら家上がってくー??今誰もいないし」
「え、いくいく!!喉乾いた〜〜」
「志麻くんもうちょっと遠慮しぃや…」
志麻くんはなにも感じていないみたいで俺の気のせいかな、なんて考えることをやめた。
入ったAの家は淡い黄色を基調としたきれいな家だった。
家自体が大きいのもあってその様子は圧巻だ。
住みたい、って思っちゃうくらい。
二階にあるAの部屋も綺麗にまとまっていて、こういうところはちゃんと女の子なんだと意外な一面を知ってしまった。
「え、めっちゃでかいやん一緒に住みたい」
「家賃月十万です」
「遠慮する」
軽快に進むいつものやり取り。
考えないようにはしてもやっぱり拭えない違和感。
Aの顔が沈んだように見えるのは気のせいだろうか。
なんとなく、こんなAはみていたくないと思った。
「ジュース持ってくる〜オレンジでいいよね」
「コーラないん?コーラ!!」
「じゃあ俺びーる!!」
「わがまま言うな、センラに関しては論外」
あはは、なんて笑顔に包まれた空間。
やっぱり、Aは笑えていない。
心なしかいつもと比べて顔色が悪いような気がする。
そんなことを考えていたら下から聞こえた大きな音。
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るぅぅ(プロフ) - ねるねるさん» 別のも読んでくださってたんですか、!!設定と言葉ですか…!初めて言われましたありがとうございます( ;∀;) (2018年8月30日 2時) (レス) id: 5477715645 (このIDを非表示/違反報告)
ねるねる(プロフ) - 今回も最高です!!ほんとに設定とか言葉とかすごい好きです!体調に気をつけて更新頑張ってください!!長文失礼しました!! (2018年8月30日 1時) (レス) id: 023273a5c0 (このIDを非表示/違反報告)
るぅぅ(プロフ) - ほわいとふぃっしゅさん» わ〜〜ほんとですか嬉しいです( ;∀;)( ;∀;)更新頑張ります( ;∀;) (2018年8月29日 23時) (レス) id: 5baf5a2513 (このIDを非表示/違反報告)
ほわいとふぃっしゅ(プロフ) - 突然すみません。すごい、好きです。雰囲気?世界観?がものすごく好きです...更新楽しみにしてます!!! (2018年8月29日 23時) (レス) id: b3ad7ee62f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:るぅぅ | 作成日時:2018年8月29日 21時