うちの4男は重度のシスコンです。【おそ松さん】

15話 ページ16

『ただいま〜』

一松「あ、おかえり
…A、なんか甘い匂いする…。」

すごい嗅覚だな、おい。

『ほかの兄さん達は？』

一松「みんな出かけた」

『ふ〜ん。そうなんだ』

一松「…うん。」

『……』

一松「……」

……どうやってお菓子渡そう…。

やっぱいきなり渡すのって変かな？

なんか前置き必要かな？

いや、でも前置きってどんなこと言えばいいの！？

それになんか段々恥ずかしくなってきたよ！？

え、どうしよう！！

あ、そうだ！！

『えっと…一松兄さん、お腹すいてない？』

これだ！！

これでさり気なく渡せば！！

一松「…別に空いてない」

なんでだよ！！！！ここは空いたって言おうよ！！

兄さん、お願い

私の心中察して！！

私の言ってほしい言葉を察して！！！

一松「あ、でもAなら別腹」

違えよ！！！

あー、もう！！

こうなったらヤケだ！！

『…っ…これ！あげる！！
この前の看病のお礼！！』

一松「……これ猫の形…してる…」

『…だって兄さん、猫好きだから…。』

一松「つまり俺のためにわざわざ猫の形のケーキ作ってくれたの…？」

『〜〜〜っ！！///』

直球に言わないでよ恥ずかしいから

一松「……ありがと…。」

『…どういたしまして…///』

一松「A、顔…赤い」

『…っ…気のせいだし…//』

一松「A…可愛い…」

『…う、うるさい…///』

一松「A…食べたい」

『いや、どさくさに紛れてなにいってんだよ。ケーキ食べてろ』

一松「…ﾁｯ…流されなかったか…」

『当たり前でしょ。』

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