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ジェルside

莉犬が跳ねられた瞬間何が起きたのか理解できなかった。

けれど、


「莉犬!!」


というるぅとの声でふと我に返った。

今他のメンバーは誰も冷静に状況を判断できていない、



しっかりしろ、俺。


「るぅと!」

る「は、はい!」

「今から救急車、警察の順番で電話して!住所は電柱に書いてあるから!」

るぅと「分かりました」


「ころん!」

ころん「な、なに?ジェルくん」

「運転手呼んできて、止まってるってことは逃げる気はないはずだから」

ころん「わ、分かった」


あとは、、


「さとちゃん、さとちゃん?さとちゃん!さとちゃん!」


さ「…へ?」

「さとちゃん大丈夫?ぼーっとしてたみたいやけど」

さ「あ、ごめん、大丈夫大丈夫。ちょっと右腕が痛くて動かせないだけ、、」

「ぜんぜん大丈夫ちゃうやん!!さとちゃんも救急車乗ってや!」

さ「お、おう、分かった。」


る ジェルくん!警察も救急車あと3分ぐらいで来るって!」

「るぅちゃんありがと!」


あとは、莉犬の今の状況を確認しないと、、

莉犬の脈と呼吸を確認する。




「あかん、脈がない上に呼吸もおかしい!」



るぅと、さとみ『は?』

俺は即座に心臓マッサージを始める。


実は俺、数年前に心肺蘇生についての講習会を受けていた。


講習会を受けててほんまに良かった…

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作者名:ラムネ | 作成日時:2022年11月1日 17時

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